静聴雨読

歴史文化を読み解く

ドイツ:冬から早春へ・3

2013-11-30 07:16:44 | 異文化紀行

(2)小さい!

ベルリンの街を散策して不思議なことに気づいた。二人乗りのコンパクト・カーが異常に目に付くのだ。知らないメーカーのものから、BMWのものまで、いたるところでコンパクト・カーが走ったり、駐車していたりする。ベルリンだけの現象なのか、ドイツ全体に広がる傾向なのかわからない。少なくとも、日本には見られない現象だ。(2013/11)


ドイツ:冬から早春へ・2

2013-11-28 07:08:11 | 異文化紀行

 

(2)寒い!

3月下旬といえば、首都圏では春真っ盛りで、やがて桜も開花しようかという季節だ。その時期にベルリンに飛んだ。ところが、ベルリンは寒い! 首都圏の冬でも経験しないような寒さだ。

上左はホテルに着いた日にホテルから撮った写真だ。積もった雪が融けるどころか、さらに雪が降り積もっている。左はティア・ガルテン駅から出たSバーン(郊外電車)の車両だ。この日はこの雪に怖気づいて外出する気にならなかった。

上右は、翌日、ティア・ガルテンを散策した時のもの。これを見て、3月だと読める人はいないだろう。現地の人によると、今年は異例の寒さなのだという。(2013/11)

 

 


ドイツ:冬から早春へ・1

2013-11-26 15:08:00 | 異文化紀行

 

(1)序

2009年夏のバイロイト音楽祭とその前後のバイエルン紀行を記したコラムで、「次回、冬の季節に同様の旅をしてみたい。その時には、また、今回と同じようなコラムをまとめたいが、そのタイトルが頭に浮かんだ。そう、『ドイツ:冬の旅』という題だ。コラムの通奏低音はシューベルトの『冬の旅』で、それに、ワーグナーの楽劇とヴォルプスヴェーデ村(ブレーメン)の芸術家コンミューンが重なり合う、という構成になるはずだ。」と述べた。

今年(2013年)3月、再びドイツを訪れる機会に恵まれた。私の「オペラと将棋の旅」の一環で、ドイツ(ベルリン)と南西ドイツ(バーデン・バーデン、カールスルーエ、ハイデルベルク)とを旅行した。うち、カールスルーエとハイデルベルクについては、別に報告した。ここでは、ベルリンとバーデン・バーデンを中心に報告しよう。ベルリンでは、ベルリン・ドイツ・オペラでワーグナーの楽劇を4本聴き、バーデン・バーデンではベルリン・フィルハーモニーのイースター・フェスティバルを聴いてこようという計画だ。 (2013/11)