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-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

背炙り峠(4) 乳母木地蔵

2013-04-26 15:52:02 | 歴史

 

 背炙り古道の峠には、地蔵堂が建っています。畑沢では「背炙り峠のズンド様」又は単に「峠のズンド様」と呼ばれています。この地蔵堂についての文献は、袖崎郷土史研究会が発行した「袖崎の郷土誌(昭和55年発行)」が唯一でした。そこに書かれている内容は、次のとおりです。

1 地蔵堂が建っている地域一帯を「乳母木」といい、「乳母木地蔵」は、これ

 に因んでいること。

2 猿羽根(サバネ)峠、山刀切(ナタギリ)峠の地蔵と並んで「峠の三地蔵」

 と呼ばれていたこと。

3 地蔵堂の別当は、畑沢在住の人だったこと。

4 春の山開きのころは、畑沢から縁結び、安産、子育ての地蔵として

 参拝者が押しかけていたこと。

5 現在のお堂は、昭和42年に建て替えられたもので、それ以前はもっと大き

 な建物だったらしいこと。

 

 以上が文献の内容ですが、地元、畑沢で次のことを聞きました。

1 別当は、大戸○○さんであったが、今は畑沢から転居されたこと。

2 別当は、村山市新山(にやま)の斎藤家も務めており、大戸家と斎藤家は

 1年ごとの交代だったらしいとのこと。

3 地蔵堂一帯は、毎年、スズバタの3軒を中心とした上畑沢の人達によって、

 下刈り、清掃等が行われていたこと。

4 しかし、3年ほど前の作業を最後に、管理作業が困難になって中止してお

 り、再開の目途が立っていないこと。

5 畑沢の前々区長(故人)が、この看板を自費で製作し設置を楽しみにして

 いたこと。

 

 これらのお話をお聞きして、私でもできることを何かしたいと思っています。また、同じようなお気持ちの方がおられます。

 

 ところで、「背炙り峠を訪ねる会」を行います。是非、御参加ください。予約は必要ありません。詳細は後日お知らせしますが、現時点での予定概要は次のとおりです。

 1 実 施 日 平成25年5月12日(日)時刻はこれから調整

 2 集合場所 元の畑沢分校

 3 行動範囲 

   集合場所→背炙り峠(現車道)→林道→背炙り古道→地蔵堂→弘法水(湧水)

 4 呼びかける範囲

   ブログ閲覧者 畑沢に所縁の人 尾花沢市及び村山市の背炙り古道愛好者

   その他興味のある人

コメント (2)
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