世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

安部新内閣誕生! 前途多難な船出か?!

2006年09月27日 | Weblog

組閣の陣容をワンフレーズで表現すると 論功行賞型 である。いみじくも一人も入閣出来なかった谷垣派の谷垣前財務相のコメントである。悔しさ半分、不信感半分のコメントであろう。大方の見方も期待と不安の半々の思いであろう。「美しい国へ」を読んでも 国家像 が見えてこない。抽象的な美辞麗句が並列的に紙面を飾り先行しているだけである。分かり辛い。私が私なりに最大限に理解しようと努め独断と偏見で纏めてみると―「日本原初の習俗・風習を基に歴史を築き伝統と文化を育み築いてきた先達の日本固有の遺産を土台に更なる世界に通用する創造的発展的有形無形の文化・文明の創造を目指す国家」―と括る事が出来るのではなかろうか(それこそ抽象的で分かり辛いと叱られそうだが)。その国家像を目指して政策で実現する事になる。理念・理論を政策というカタチで実現しないと単なる絵に描いた餅になる。その観点から眺めてみよう。政策・マニフェストを実効ある足跡で示すのが組閣の陣容の手腕である。党内の司令塔は幹事長の中川秀直氏でありその双肩に懸かっている。氏の人脈の広さと説得ある話術と頭の良さを買ってのものであろう。来夏の参院選の勝利を目指しての布陣であり必勝を期しての配置である。その布陣は納得できる。大方の識者の見方もその事を是認している。一方、閣内に不安材料を拾ってみると、問題は組閣の陣容である。各ポストはそれなりの履歴と経験と識見・見識の持ち主で固めている。その布陣は納得できる。首相の側近である官房長官は英語は堪能だが閣内全体を纏める力量は未知数であり不安材料が多い。司令塔としての力量が問われている。又、新閣僚の記者会見でも早くも不安要素が覗かれた。文化科学相の伊吹氏と下村官房副長官との 教育に対する意見の食い違い があった、と記者が正したのに対し初耳だと答弁し機会があれば話し合ってみると応答した。何れにせよ首相を強力に補佐する閣内を纏める「司令塔」が誰なのか不透明であり見えてこない。その事が最大の懸念材料である。兎に角、波乱に満ちた船出となりそうだ?!が同時に期待も大である。頑張ってほしい。・・・