世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

「教育基本法改正案」の 問題点 を抉り出す!?

2006年09月10日 | Weblog

自民党総裁選の候補者 安部氏 麻生氏は総理総裁になったら 憲法改正 及び 国民投票法 と「教育基本法」の改正を政策に掲げている。連動して自民党、公明党、民主党の三党は改正に前向きで独自案や素案を提出している。多少の温度差はあるが概ね一致している項目・条文もある。際立って異なるのは「愛国心」をどう表現し位置づけるか、で意見の不一致がある。之までの論点の相違を列挙して読者の判断に供したい。・・・

●「現行法」・・・前文 11条

□「教育の目的」  「真理と正義を愛し個人の価値をたっとぶ」

□「愛国心」の表現  規定なし

□「宗教教育」  「宗教に関する寛容の態度」

□「教育行政」  「教育は、不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接に責任を負って行われるべき」

□「教員」  規定なし 

■「改正案」・・・前文 4章18条

□「教育の目的」  第1条「教育の目的」に加え、

                             第2条「教育の目標」を設ける

□「愛国心の表現」  「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する態度を養う」

□「宗教教育」  「現行法」に加え、「宗教に関する一般的な教養」を規定

□「教育行政」  「現行法」に加え、「国と地方自治体の責任」を規定

□「教員」    「絶えず研究と修養に励む」、「養成と研修の充実」

以上の「現行法」と「改正案」を比較対照し検討して次期新政権が、どう可決立法するか注目・注視したい。