世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

日本の伝統文化の理解に 古典 は必須!!

2006年09月05日 | Weblog

強制か判強制かは定かではないが記憶の襞(ひだ)に鮮やかに刻み込まれていた。物心づいた頃、 ”そういう意味だったのか!” と改めて感動したことを覚えている。時の流行歌が卑近な例だが意味も分からずに、只ひたすら歌いまくったのも記憶の成果、成せる業だ。同次元で論ずるのは気が引けるが「古 典」とて、記憶するに大なる価値がある。祖先の営為が自然への畏怖・畏敬の念、自然風土に影響されて細やかな "情緒・心情" の日本の伝統・文化の基底を形成した。その営為の延長線上に日本の「古 典」は生まれた。原初の日本民族の「心の在り様」を規定した。祖先に想いを馳せ自国の伝統と文化の継承を踏襲することは「日本民族の<誇り>と<矜持>」の自覚に必須である。寧ろ必要不可欠な要素である。先の中央教育審議会の教育課程部会で「学習指導要領」の見直しが話し合われ小学校の低学年「古文や漢文の<暗唱>」を導入する方向で検討に入った、とある。大いに賛成である。文法や字句の細々とした解説を一掃し、ひたすら『暗唱のみ』に徹する、・・・なら大賛成である。意味は分からずに『「韻律、リズム」等の<美しさ>と<旋律>」』を感知、感触させ日本文化の "情緒的やさしさの文化" の良さを鑑賞させることである。殺伐とした現代の世相を省みる時、改めて見直される日本の伝統と文化に帰趨することを痛感する。今回の文部科学省の諮問機関の提案は時期を得たヒット事項である、と賛意・賛同を呈したい。頑張ってもらいたい。「学習指導要領」に是非、位置づけて全国隈なく学校現場で実施し効果を挙げることを、切望する。・・・ 付記:上記の事を徹底させる為に以下の事項を考慮する事。

■古典選定の基準―明快で短文。韻律、リズムが明るく親しみやすい。

■学習指導要領の解説赤本には出典、背景、古文法、中庸な解釈、現代語訳等の懇切丁寧な指導書。   

■古典講座の研修。