世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

保守主義 基調の成長路線を目指す 安部政権!!

2006年09月30日 | Weblog

"改革の炎を燃やし続ける" ・・・安部政権の目指す「美しい国、日本」が観えてきた。保守主義を基調とする成長重視の路線だ。その美姿は 『「伝統と文化、歴史、自然を大切にする国」、「自由な社会を基本とし、規律を知る、凛とした国」、「未来に向かって成長するエネルギーを持ち続ける国」、「世界に信頼され、尊敬され、愛される、リーダーシップのある国」』を指している。理念としては抽象的で志向する 未来像 がおぼろげながら分かる。それを政策として具体的にどう実現していくかが政権与党の責任である。その手立てとして各省庁の独自性の権限で実現していく縦断的微細な施策とスピードと機動性に富む首相官邸主導(首相補佐官の機能と首相の私的諮問機関―経済財政諮問会議―の内なる整合性)との 大なる整合性 <各省庁と官邸主導と与党の3機能>を首相のリーダーシップで円滑に「美しい国、日本」への実現に縦横無尽の組織として機能させることが出来るか、に懸かっている。具体的な政策・施策は内政、外交等の多面に亘っている。安部語録から拾ってみると特徴的に小泉政権との対比で分かる。・・・小泉内閣の政策は「聖域なき構造改革」―市場原理主義―に収斂される。手法はワンフレーズで明快、断定的で迫力がある。安部政権はタカ派で右傾化・保守主義の猛者であるが、それを前面に出さず控えめに、あいまいさを意識的に演出している。憲法改正も歴史認識も迂回した口調で提示している。堂々と主張しているのは拉致問題へも具体的な取り組みである。その機関も発足させた。所信表明後、直ちに拉致家族を官邸に招いて解決の意気込みを見せた。内政では「再チャレンジ支援策」に特徴づけられる(その他の詳細は新聞報道に譲る)。外交では対中・対韓は靖国問題と歴史認識には触れず、「大事な隣国」、「未来志向で率直に話し合えるようお互いに努めていくことが重要」とし、韓国とは10月の初旬に首脳会談をひらくことで水面下の調整が続けられている。安部語録で避けて通れないのが「筋肉質の政府」、「人生二毛作」、「イノベーション25」、「アジア・ゲートウェイ構想」、「子育てフレンドリーな社会」、「逃げず、逃げ込まず(消費税)」、「戦後レジームからの船出」・・・等々であり踏み込んだのは "集団的自衛権" の「いかなる場合が憲法で禁止されている集団的自衛権の行使に該当するのか、個別具体的な例に即し、研究する」と明言したことである。・・・翻って思うに総花的ではあるが個々の政策は小泉構造改革の仕上げと負の遺産を修正・修復・是正することと並行して独自策を実現していくことが窺える。それには関係機関が縦横無尽に機能することである。党と省庁と官邸の3者が首相のリーダーシップの下に統一ある意思の疎通を図って機能していくことである。その他、多々。省略。