世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

肉親殺傷 に診る 最近世相 を斬る!!

2006年09月03日 | Weblog

親が特に母親が幼気(いたいけ)な我が子を道連れに心中を図る。大抵は貧困からの脱出、借金地獄からの逃避としての切羽詰まった生活苦からである。親(母)一人で単独行動を執ればいいのにと思うのだが、残された我が子を思うと、そうも、いかないのだろう。その気持ちは痛いほど分かる。辛酸で惨めなのは子を殺し後追いしようと自分も死のうとするが未遂に終わる。―(過去の事例からして、ほとんどがそうである)―殺人罪で警察の手にかかる。 若い母親の事例は「子育て」に自信がなくなり心中を図る。同様に子を殺し自分も死のうとするが生き残る。両方とも哀れであり憐憫の情に耐えない。・・・『生きる・生き方』を肉親・縁者、近隣の「共同体」が手を差し伸べられない状況下に現代はあるのではなかろうか。良い意味での<世話やき>「お節介コミュニティー」復活・再生を痛感する。かつての日本がそうであった様に世界でも日本の母親は 母子思い の典型的な例であり模範であった。 ―(付記:論理・合理の理詰めの浸透で市場原理主義の跋扈が日本的古き良きものの心情を失わせた。かかる日本の現状を救うのは「日本的やさしさの文化、情緒・もののあわれ の<再生と復活>こそが「神の手」だと思うのだが・・・)―・・・反面、「子が親を殺す」直近の事件があった。<計画的殺人>に至っては絶句である。・・・「人間とは何か」、「何故、生きる」、「人の生き方」の根本を再考する現代世相になってきたのではないのか。安部官房長官が自民党総理候補として「政権構想」の筆頭に掲げたのが「教育の再生」である。<学力の向上>と「精神・徳育」の二大政策である。ならば・・・特に「人倫・徳育」を幼少の頃から徹底的に心底から分からせることを教育の隅々まで浸透させ実施してもらいたい。そのことが「母殺し」の防波堤となり、決め手となることを期待する。・・・連動して付記すると、 戦前復帰の回顧的<徳目主義>の弊害を踏襲するのではなく「自然体としての、人間としての<在り方>を教え諭す、ということである」。そのことが殺伐とした日本の現社会を救う<鍵・方途>となることを確信する。(人倫・徳育、徳目主義等は4,5枚の論考で記述しないと舌足らずになるが別項で開陳したいと思う)