世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

テロ特措法で民主党の内部分裂を与党は期待?!

2007年08月15日 | Weblog

折角の参院第1党を勝ち得た民主党! 野党過半数の有利性

を反故にしかねない動きが早くも民主党内外から出てきた。所謂、

「テロ特措法」への小沢・シーファー駐日大使との会談で、小沢氏

は反対を表明した。それに対して党内外から賛否両論が噴出し

た。党内に限って言えば、民意を受けて政権政党の力量が問われ

ている矢先に党内亀裂を招きかねない様な言動(民放テレビでの

発言)は厳に慎むべきである、と思った。テレビでの某氏の言辞に

国民は注目している。「イラク特措法」には明確に反対だが「テロ特

措法」には反対ではないニュアンスを表明した。党内審議はこれか

らだという矢先のテレビで公言するのは党内結束を乱しかねない。

反小沢グループの「凌雲会」や某有力議員の面々の個人的見解

云々の発言は自公民の期待する発言である。左派、右派、入り乱

れての混合所帯の脆弱性を露呈している様で頼りなさを感じる。某

氏は「結果として小沢流ははまったけど、功罪半ばですよ。政策よ

り政局という意味では、古いタイプの政治家ですから」と公言する。

(そう思うんだったら党内分裂の最前線に居る御仁だから党から離

脱して喧伝したらよい、と支持者は思うのだが?・・・)分裂寸前の

纏まりのない民主党との見方が国民に定着すると本(もと)も子も

ない。参院で野党第1党を足で稼いだ労苦を粉砕する言動である。

執行部 トロイカ体制で今回は大同団結、乗り切るべきである。当面

は民意の付託に応える体制にすべきである。・・・自公民は確信し

ている。内部バラバラの民主党では纏まらない。政権政党に値する

能力の皆無を近々、露呈するであろう、と。・・・何の為に参院で与

野党逆転の過半数を獲得したのか、2大政党制への期待が国民に

あったからこそ支持した国民も多かったと思う。党外、特にマスメデ

ィアでの個人的見解といえども党内論議前にソッポ抜かす様な事

は党内結束を乱す。それこそ自公民の思う壺である。賢明なる言

動をしてもらいたいと支持者は思う。安倍首相もそういう党内事情

を熟知しているからこそ、そこまでの持久戦だと読んで続投を決め

込んでいる。胸中を過(す)ぎる複雑な心境は本人でないと分から

ないが「基本路線が支持されている」との<誤解>と小沢民主党

の近々の分裂を予測しての続投だと私は推測する。党内事情で後

継者不在との見方もある。しかし他方、道半ばにしての退陣は祖

父伝来のDNAの至上命令のプライドが許さない。「美しい国」への

実現、憲法改正を頂点とする重要法案の可決が 実績 だのに何

故、支持されないのか、80余本の法案を成立させているのに何故

だ?と胸中穏やかではない。ならば、今後の政策を地道に実現し

ていく過程で国民に理解され得る、大惨敗という歴史的汚名を晴ら

す事が出来る、との読みがある。続投表明の真意だと私は思う。

翻って民主党にとっては2大政党制への国民の期待に沿うべく試

練の時期である。政権政党としての真価が問われるチャンスであ

る。その瀬戸際に党内分裂を露呈する様な醜態を演じては永久に

2大政党制への道は封印される。巷では小沢氏の禅譲(前代表 岡

田克也氏への)も飛び交い囁かれている。38年間の小沢氏の波

乱の政治人生を観てきた一人としては日本憲政史上の悲願、2大

政党制の実現を果たして後に禅譲を考えるべきであると思う。当面

は全力で「政権担当能力」がある事を、内外に示すべきである。そ

の喫緊の課題が「テロ特措法」に対する民主党の対応である。大

所高所からの内外周辺事情(北朝鮮や中国、南下政策?のロシア

の動向、他)をも考慮に入れて<日本の国益>という見地から纏め

るべきである。それまでの党内の鬩ぎ合いは大いにあってよい。そ

こ(党内)で小沢氏の手法云々を大いに批判して切磋琢磨して合意

に達するべきである(個人的見解云々でマスコミに公表し晒す前

に)。纏まれば磐石の態勢で与党自公民と正々堂々と論陣を張っ

て国民の利益に資する政策を展開すべきである。党内の一致団

結、大同団結を内外に誇示する位の纏まりにある党内事情(政権

担当能力のある態勢)を披瀝すべきである。虎視眈々と民主党の

党内亀裂を期待?している自公民陣営があり反対派も居る事を念

頭に置いて党員は慎重に行動すべきである。秋の臨時国会後の

政界再編も取り沙汰されている。党員個々の試練(政界再編の思

惑)も待っている。賢明な選択を国民は期待している。相手の思う

壺に陥らない様にこの際は言動(失言、放言)を慎み、政局になる

か、政策で対峙して国民の利益に叶う様にするか峻別して対応し

てもらいたい。「テロ特措法」で内部分裂の足元を見透かされない

ように万全の策(叡智ある対応)を講じて臨時国会に臨むべきであ

る。・・・

付則:ある政治通(識者)の言辞・・・小沢氏の狙いは<総理になる

>事ではなく、「政界再編」が、ねらいだ、と。何れにせよ秋の臨時

国会後の与野党の動向を見据えたい。・・・

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