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総括なきテロ特措法の延長に反対 民主党の立場を支持!

2007年08月10日 | Weblog

そもそもの発端は6年前の9.11テロの1カ月後に米国がアフ

ガニスタンを攻撃した事に始まる。海上自衛隊のインド洋上での米

国艦船への給油が日本の支援活動である。時限立法なるが故に

必要に応じて期限が切れたら再延長、再々延長を与党自公民の多

数で強行採決して今日に至っている。衆参両院での多数の横暴で

可決した。これまでは延長の理由が審議時間内(短い時間)では

具体的に見えてこなかった。数の多数で強行採決を繰り返してきた

に過ぎない。その悪弊が今回の参院選で絶たれた事になった。与

野党逆転でままならぬ立場に追いやられて初めて眼が覚めた。そ

れが現状だろう。再任されるという安堵と傲慢(数の多数で)が国

民から指弾を受けた恰好になった。テロ特措法の延長が容易でな

い事がはっきりしてきた現実に自公民は気付き今までの見下す様

な態度がトーンダウンした。国民は凝視している。意気揚々とした

溌剌感が見えるのが民主党・野党である。それに引き換え自公民

は意気消沈、見るも無残な姿態を投げ出した。自民党内からも安

倍総理の退陣を公然と迫り(旧)派閥内の思惑も絡み内紛が絶え

ない。続投を強行自認した安倍総理は27日頃か月末までには閣

内、与党の人心を一新して再出発するという。喫緊の懸案はやはり

「テロ特措法」の延長だろう。民主党の小沢氏はシーファー駐日大

使と会談したが テロ特措法 に反対を言明した。国民、マスコミに

公開しての会談は自公民与党のこれまでのスタンスからは考えら

れない青天の霹靂の事件である。事の重大さ(テロ特措法の延長)

は別にして 小沢・シーファー会談 で世界と互角の外交を展開でき

る日本の姿をはっきりと見た。従来の卑屈的対米追従の姿勢から

は計り知れない様変わりである。米国の核の傘にしがみつく日本

外交の定番がここに変貌を遂げた。参院選で民主党が多数を勝ち

取ったのは民意である。日米同盟は相互互恵の立場で対等に接し

ていくのが外交だ、小沢氏は国民に身をもって示した。日本人の生

命安全の命運を米国に全面依存している、米国の核の傘下にあ

る、対米輸出も米国に依存度が大きい、従って<対米追従>にな

らざるを得ない。・・・自民のOBは公然と日本は米国の植民地であ

る、とまで公言して憚らない。確かに現実にはそういう側面を有して

いる。だからと言って卑屈になって対等の程遠い位置に自ら持って

いく理由や必要はない。小沢氏のスタンスはこれからの日本外交

の進むべき方向を示唆した。自公民では到底考えられない対応・

態様である。氏の今後の手腕を見届けたい。「テロ特措法の延長」

に関して述べると、延長、賛成、反対もインド洋上での給油活動の

具体的な内実が見えてこない様では、反対せざるをえない。具体的

な活動が国民の眼には見えないのである。それでは延長の是非も

必要も分からない。シーファー大使は、機密情報でもどのような情

報であれ、提供する準備がある、と迫った。与党側も、自衛隊活動

について情報開示や特措法の一部修正にも前向きの姿勢を示して

いる。しかし、その前に、給油活動の具体的活動とその影響、波及

効果、多国籍軍との連携、連動する諸々の効果の是非等の情報を

開示するのが前提だろう。それが明確にならなければ従来通り<

反対せざるを得ない>。小沢氏のスタンスを支持する所以であ

る。・・・小沢・シーファー会談に鑑み、反対の結果が参院で否決さ

れても衆院での再可決が残されている。でも、それは最後の手段

であろう。これまでの様に強行採決は民意が許さない。この際、「イ

ラク戦争やテロ問題」をも含めての<総括>を行うとよい。その是

非で延長か、反対かを決めればよい。与党と民主・野党との特措法

延長の是非を是非、見届けたい。・・・

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