世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

最低賃金引き上げと格差是正で憲法25条の実現を!

2007年08月11日 | Weblog

日本国憲法25条は 生存権、国の社会的使命 で (1)すべて

国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。

(2)国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び

公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。・・・と掲げて

いる。特に(1)で 最低限度の生活を保障 している。その保障を支

える根拠を以下に観る事にする。今回の厚生労働省の諮問機関、

「中央最低賃金審議会」 は2007年度の 地域別最低賃金 を答申

した。その答申を受けて最終的には <各都道府県の労働局長>

が決定する。

▲時給で 6円~19円 の引き上げ額を目安として 公益委員見解

を答申した。中央・地域別に最低賃金額をまとめてみよう。・・・

●地域別最低賃金 引き上げ額 目安

○Aランク・・・19円(千葉、東京、神奈川、愛知、大阪)

○Bランク・・・14円(栃木、埼玉、富山、長野、静岡、三重、滋賀、

京都、兵庫、広島)

○Cランク・・・[9円~10円](北海道、宮城、福島、茨城、群馬、新

潟、石川、福井、山梨、岐阜、奈良、和歌山、岡山、山口、香川、

福岡)

○Dランク・・・6円~7円(青山、岩手、秋田、山形、鳥取、島根、

徳島、愛媛、高知、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄)

■全国平均額(06年度)は時給 <673円> である。試算してみ

よう。

■最低賃金の最も低い県(青森、岩手、秋田、沖縄の4県)・・・時

給<610円>

■試算・・・610円×8時間×22日(1カ月の労働日数)=4880

円(日給)×22日=107360円≒10万7千円 □1カ月 <10万

7千円>で家族が生活を営む事が出来るか?(青森、沖縄)・・・

■最賃県(青森と沖縄)の例・・・最賃額の1.05倍で働くパートは

<32%>

□673円(全国平均時給額)×8時間=5384円

□5384円×22日(1カ月労働日数)=118448円

□1カ月<11万8千円>で家族生活を営む事が出来るか?(全国

平均賃金県)

※ 『11万8千円』 で標準所帯の家族を支える最低限度の生活が

保障されるか?

・非正社員(パート等)・・・雇用者全体の3分に1(1/3)

・年間所得<150万円未満>・・・雇用者の24%・生活源が自分

の収入のみ・・・非正社員の43%

※Dランク県の例・・・家賃を除く生活費は大都会と変わりないが

『賃金が低すぎる』と嘆く。

●労使の駆け引きが熾烈で最終的に小幅で妥協した。地方の各

都道府県は11月以降に最賃が提示されると思う。先進国の例を

提示すると・・・

○英国・・・時給<1190円>

○フランス・・・時給<1238円>

○米国・・・時給860円(予定)

◎日本・・・673円(先進国で最低額)

◎問題・課題の打開・・・大企業が中小・零細企業にギリギリのコス

ト削減を迫り倒産寸前の限界下請け価格で下請けさせる、大企業

は外国勢と互角に戦えるこれ叉、国内対策だという。中小・零細企

業は生き残りの最終手段が最賃の底上げが出来ない理由だと迫

る。大・中小・零細企業の鬩ぎ合いで最低賃金は決着する。この様

な国民生活の実態に政治は、政府はどういう政策で応えるか、真

摯に取り組んでもらいたい。結論として政府や自治体は

   ―『生産性を支援する抜本的政策を講じるべきである』―

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