NTTは光だけで任意の論理演算ができる素子「Ψ(プサイ)ゲート」を開発した。2つの信号光に加え、素子の機能を決めるバイアス光の計3つの入力を持ち、出力は1つであることが名前の由来である。現在電気のCMOS回路で激しい競争になっている深層学習用回路を大幅に高速化かつ低消費電力にできる可能性がある。
Ψゲートの特徴は大きく3つある。(1)電気のCMOS回路による論理ゲートに比べて遅延が約1/300と非常に短いこと、(2)1つの素子で任意の論理演算(ブール代数)が実行できること、(3)さまざまな波長で同時に演算ができること、の3つである。
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