来週からいよいよ、世界最大のプロ用映像機材展「NAB Show」がスタートする。今回もまた筆者が単身乗り込み本連載でレポートをお届けする予定だが、今年のキーワードは「4K」ではないかといわれている。 映像に興味のある方は既にご存じかと思うが、4KはHD解像度の縦横2倍、横が約4,000ドットの高解像度で動画を撮影するフォーマットである。デジタルシネマ用の作業フォーマットとしては以前からあるが、ここまでの解像度を得るためには、フィルムで撮影したものをデジタルスキャンして1コマずつ取り 込むのが一般的であった。しかし近年、カメラでも4Kを直接撮影できるようになってきた。2008年頃に「RED One」という4Kカメラが低価格で登場してから、本格的に映画の世界で4Kが使われ初めてきた。まあ低価格とはいっても、レンズと本体で400万円ぐら いするのだが。
後発ながらソニーも4Kのカメラ「F65」を昨年のNABで発表した。ただ本体とレコーダ部でざっくり700万円ぐらい、レンズはまあ保険かけてレンタルしてくるのが無難、という価格である。そんな中、JVCがかねてからチラ見せしてきたハンドヘルドの4Kカメラ「GY-HMQ10」が、ついに先月末から発売開始。店頭予想価格は75万円前後となっている。当然レンズ込みだ。HDのカメラでもこのサイズならそれぐらいの価格だが、これで4Kが撮影できるのだからインパクトは大きい。4Kのサブカメラとしての利用もあるだろうし、低価格4Kコンテンツ制作も視野に入ってくる。
業界でも熱い視線が集まるハンドヘルド4Kのカムコーダを、早速チェックしてみよう。
詳しい情報はこちら。
【小寺信良の週刊 Electric Zooma!】第561回:HDの4倍! 4K対応ハンドヘルド、JVC「GY-HMQ10」 -AV Watch
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