光産業技術動向ブログ OITT

OITTとは、Optoelectronic Industry and Technology Trendの略称です。

ミリ波(90GHz帯)無線通信システムを用いて列車―地上間で1.5Gb/s伝送に成功

2019年02月01日 | 新技術開発

株式会社⽇⽴国際電気(代表取締役 社⻑執⾏役員 佐久間 嘉⼀郎/以下、⽇⽴国際電気)と公益財団法⼈鉄道総
合技術研究所(理事⻑ 熊⾕ 則道/以下、鉄道総研)、NICTは、時速約240kmで⾛⾏する列⾞と地上間にて、ミリ
波(90GHz帯)無線通信システムを⽤いて、現⾏の⾼速鉄道で利⽤されている対列⾞通信システムの750倍となる毎
秒1.5ギガビットのデータ伝送実験(以下、本実験)に世界で初めて*成功いたしました。地上無線局をファイバ無線
(RoF: Radio over Fiber)でネットワーク接続した点が特徴です。
具体的には、北陸新幹線(富⼭〜⾦沢間)の地上機器室に中央制御装置、線路脇の約2kmの区間に地上無線局を4
局、列⾞の後部運転席内に⾞上無線局を設置し、伝送試験を⾏いました(下図参照)。地上無線局は光ファイバで中
央制御装置に接続されており、ファイバ無線ネットワークを介して列⾞を⾃動追尾し、必要最⼩限の電波放射で安定
した⾼速通信を維持する機能をもっています。その結果、時速約240kmで⾛⾏する列⾞と地上に設置した中央制御
装置間で毎秒1.5ギガビットの⼤容量データ通信が維持されることを実証しました。



さらに概要を知りたい方は次の記事を見てください。
NICTのプレスリリース
光技術や光産業での情報交流フォーラム
エイトラムダフォーラムhttp://www.e-lambdanet.com/8wdm/

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