横浜国立大学の馬場教授らの研究グループは、スローライトと呼ばれる現象を利用して、光ビームを自在に操作する半導体チップを開発した。
従来、使われていた回転ミラーなどを半導体に置き換えることで、小型、軽量、高速、低消費電力、高い自由度、低価格などが可能になる。車載用ライダーセンサなど、幅広い応用が期待される。
研究成果は、国際科学雑誌「Optica」に掲載された。
【研究成果】
光を遅くするスローライト現象を利用することで、光ビームが大きく偏向できることを発見、これを利用した 2 次元光ビーム操作を実現した。
従来、同様の技術では回転ミラーのようなメカが必要だった。今回の技術は、メカを一切使わずに、光ビームを幅広く偏向できる点で、従来技術とは全く異なる。
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