光産業技術動向ブログ OITT

OITTとは、Optoelectronic Industry and Technology Trendの略称です。

グーグル対IBM「量子コンピューター対決」の行方は?2020年の競争を大胆予測

2020年01月08日 | 新サービス

 米グーグルは特定の計算においてスーパーコンピューター(スパコン)をしのぐ性能を示した量子プロセッサー「Sycamore(シカモア)」を2020年に企業が本格利用できるようにする計画だ。業界ごとに1~2社を選んで共同研究を始める。さらに2020年末から2021年にかけて、利用企業は増えると予測する。

 加えて2020年中ごろにはメーカー3~4社の量子コンピューターをネット経由で手軽に使える環境が整う計画だ。化学メーカーを筆頭に自動車、航空機、金融などのトップ企業が用途の開拓を進め、2023年ごろにはビジネスでの本番運用が始まるだろう。

IBMは15システムを稼働中
グーグルの話題が多い領域だが、実は現時点で量子コンピューティングの世界最大とも言えるエコシステムを構築しているのは米IBMだ。90以上の企業・団体が同社の量子コンピューターを遠隔から使っている。

 日本でも化学メーカーではJSRや三菱ケミカル、自動車関連では本田技術研究所、金融業ではみずほフィナンシャルグループや三菱UFJ銀行などが試用している。IBMは5量子ビット機から53量子ビット機まで15種類のシステムをIBM内で稼働させ、企業にネット経由で貸し出している。


さらに概要を知りたい方は次の記事を見てください。
日経XTECHのニュース
光技術や光産業の情報交流フォーラム
エイトラムダフォーラムhttp://www.e-lambdanet.com/8wdm/

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NTT東が10ギガのフレッツ光、ドコモなども同時期の提供が濃厚か

2020年01月08日 | 新サービス

 NTT東日本は光回線サービス「フレッツ光」において、最大通信速度が10ギガビット/秒のメニューを追加する。井上福造社長が2020年1月6日までに日経 xTECHのインタビューに応じ、明らかにした。2020年4月から東京都23区の一部で提供を始め、エリアは順次拡大していく。

 10ギガビット/秒のメニューは光回線の卸提供サービス「光コラボレーションモデル」向けにも展開する。同モデルを活用するNTTドコモやソフトバンクなどの光回線サービスでも同時期に10ギガビット/秒のメニューが提供されることになりそうだ。

 10ギガビット/秒と高速な光回線サービスはソニーネットワークコミュニケーションズが2015年6月に「NURO 光 10G」、KDDI(au)が2018年3月に「auひかり ホーム10ギガ」、オプテージが2019年4月に「eo光ネット 10ギガコース」の名称でそれぞれ投入済み。

 各社とも6000円前後の月額料金となっており、現在主流の1ギガビット/秒のメニューに比べて1000円程度高い。NTT東日本は提供料金をこれから詰めるが、競合他社と同程度の上乗せが濃厚とみられる。

 最近は映像配信サービスの利用が広がり、今後も4Kや8Kの高精細映像でトラフィックのさらなる増加が見込まれる。NTT東日本はスカパーJSATと組んで4K・8K放送を光回線経由で受信できるサービスも展開しており、東京オリンピック・パラリンピックの開催で高速回線の需要は高まるとみている。

 一方、2020年春には5G(第5世代移動通信システム)の商用化を控える。携帯大手が5Gで使い放題のメニューを投入すれば光回線の需要を奪われる恐れがあるが、その携帯大手からも「トラフィックのオフロード用に1ギガビット/秒超のメニューを提供してほしいとのニーズが強い」(NTT東日本の井上社長)。法人ユーザーを含め、一定の需要が見込めると判断して導入を決めた。

 10ギガビット/秒のメニューはNTT西日本も同時期に投入する見通し。


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