光産業技術動向ブログ OITT

OITTとは、Optoelectronic Industry and Technology Trendの略称です。

通信用の光ファイバー網が、高精度な地震センサーになる

2018年09月04日 | 新現象・新技術

 通信用に敷設された光ファイバーのネットワークを地震の検知に活用できることが、ドイツの研究チームの実験から明らかになった。既存の光ファイバーを利用できる新しい手法は、低コストで高精度、かつ素早い地震警報システムの構築に役立つ可能性がある。
 地震が発生すると、震源からの揺れが一連の地震波となって地面を伝わっていく。まず最初に、進行方向と平行に振動する「P波」が放射され、続いて進行方向に垂直に振動する「S波」が放射される。P波とS波を分析すれば、地震の大きさと震源地がわかる。
 ドイツ地球科学研究センターの研究チームが7月3日付で科学誌『Nature Communications』に発表した新たな論文によると、地震によって地盤にかかる荷重がどの程度あるのか計測する際に、光ファイバーケーブルを利用できるという。地震波によって地盤が押されたり引かれたりすることにより、ケーブルの長さに微小な変動が生じる。これを計測に利用する仕組みだ。


通信用の光ファイバー網が、高精度な地震センサーになる|WIRED.jp

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