光産業技術動向ブログ OITT

OITTとは、Optoelectronic Industry and Technology Trendの略称です。

1.5K、4K、そして8Kへ。急進する高解像度VRへのトレンド

2017年03月06日 | 新現象・新技術

 今年のGDCではVR関連セッションへの参加人数が低下傾向にあったようである。内容的にも昨年見られた熱狂的なVR熱は沈静化し、今現在コンテンツ開発に取り組んでいる人たちによる現実的・具体的な議論が主流になってきたことを感じさせた。普及率やマーケットサイズなどリアルな数字を相手にしなければならないゲーム開発者の多くにとっては、いったん夢から覚めて、しばらく様子見という選択肢がファーストチョイスに上がるのも自然なことである。


 現在、Oculus RiftやHTC Vive、PS VRといった主要VRHMDの不満点としてよく挙げられるのが「解像度の低さ」である。現実と見分けの付かないクオリティを理想とすれば、現時点の片目1K(両目2K)程度では全然足りていないのは事実。Oculusの技術陣トップを務めるMichael Abrush氏などに言わせれば、視野角180で少なくとも片目16K(両目32K)は必要だということになる。ピクセル数で言えば現在の主要HMDのほぼ200倍だ……。


 実際にそこまでいくには何年もかかりそうなイメージもあるが、LGからは片目1.5k(1,440)解像度のSteamVR上位互換システムが近く登場予定であるし、今月中に開発者版が出荷予定とされるAcerのWindows MR ヘッドセットも片目1,440×1,440ドット表示というスペックだ。2017年はこの解像度が標準になるのかな、と思いきや、実際のところHMDの高解像度化というのは予想より速く進展しているようである。


詳しい情報はこちら。
1.5K、4K、そして8Kへ。急進する高解像度VRへのトレンド - GAME Watch
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1047807.html


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http://www.e-lambdanet.com/8wdm/

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