光産業技術動向ブログ OITT

OITTとは、Optoelectronic Industry and Technology Trendの略称です。

国内10カ所に「ドローンバード基地」を―災害発生時に飛び立って地図作成に役立てる市民プロジェクト

2015年11月24日 | 新現象・新技術

 災害発生時、各地に作られた拠点からドローンを飛ばして被災地を空撮し、被災状況を把握するための地図を作成するプロジェクト「災害ドローン救援隊 DRONE BIRD(ドローンバード)」がスタートした。クラウドファンディング「READYFOR」にて24日から資金援助を呼び掛けている。目標金額はREADYFORの最高金額となる4000万円で、期間は70日間(2016年2月2日23時まで)。


 同プロジェクトは、青山学院大学教授であり、クライシスマッパーズ・ジャパン(NPO法人申請中)代表の古橋大地氏が発足したプロジェクト。古橋氏は市民参加型の地図データ作成プロジェクト「OpenStreetMap(OSM:オープンストリートマップ)」の研究と実践を行っており、2010年1月のハイチ地震や2011年3月の東日本大震災、2015年7月のネパール地震など、多くの災害でOSM地図作成者(マッパー)とともに被災地の地図作りに取り組んできた。


 OSMで正確な地図を迅速に作成するためには、現在の状態が分かる航空写真が必要で、地図は世界中のマッパーがOSM用の地図エディターを使って航空写真をトレースして作成する。ところがこれまでは、ヘリコプターや衛星を使って状況を確認するためには半日から2日ほどかかってしまうという課題があった。そのために発足したのが、災害時に従来よりも早く現地の航空写真を撮影し、その情報をもとに正確な地図を作り出す部隊を作り出すドローンバード計画だ。


詳しい情報はこちら。
国内10カ所に「ドローンバード基地」を――災害発生時に飛び立って空撮、最新地図作成に役立てる市民プロジェクト -INTERNET Watch


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