富士通研究所と古河電気工業2月3日は、サーバ機器内の高速データ伝送を実現する光インターコネクト用途向けに、多数の光ファイバーを一括で接続する多心光コネクターを共同開発した。
サーバ機器内部のボード間に光インターコネクトを導入する場合は、光信号を並列に伝送する複数の光ファイバー同士を一括して接続する「多心光コネクター」が多数必要となる。従来の光ファイバー接続は、高精度な研磨加工が必要だった。
今回、コネクター内部で光ファイバーの長さの違いを吸収するバネ機構を開発。長さがばらついている光ファイバーを、光コネクターの変形により長さに応じて微小にたわませることで、すべての光ファイバーの端面をそろえることを可能とした。これにより研磨工程を用いることなく、従来の多心光コネクターと同等の低損失(0.2 dB以下)で光ファイバー同士の接続を実現した。
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富士通研と古河電工、低価格・簡易構造の光コネクターを開発 | RBB TODAY
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