今日のニュースはもっぱら株式市場の大幅下落の話。マスコミもここぞとばかり、木をひくような大げさな話ばかりを言い連ね、見ていて、どうなの?と思わされました。下落幅は4451円と過去最大幅になりましたが、そもそも株式市場の水準が40,000円と過去最高値水準にあり、当然幅では大きくなりますが、率では11%程度と過去に見られたもの。
大昔(?)だと、市場混乱の際には取引所での場立ちさんの映像が差し込まれますが、今はコンピューター取引で絵になるところがないこともあり、街で通行人インタビューが流されることが度々。投資家と出ていますが、街の素人に聞いてもしょうがないし、そもそも街角インタビューマスコミが考えている見方になるように編集しているでしょうからあてになりません。
また近年では証券会社のコールセンターが映像で取り上げられることが多いようで、相場が大きく動いた時には、電話がなるので、見栄えは良くなるでしょう。でも、コールセンターがある証券会社は、ネット取引に傾注している会社が多く、本来株をネット取引するような投資家は、自分の考えに基づいて投資する人が多く、コールセンターはネット環境などのハードやソフトで問題が起きた時の解消を図るところで、相場云々を聞いても、その投資家の担当として長年付き合うわけではないので、一般論を聞かせる程度で、いわゆる「愚痴承り窓口」ともいえるでしょうか。
テレビではコールセンターの人の話も聞いている場面がありましたが、これだけの相場変動は初めてとのこと。かのブラックマンデー(1987年10月)に働いていた人はすでに還暦近くになっており、第一線にはあまりいないようで、サーキットブレーカーが初導入された際に、一日に何度あったかを数えた身には少し寂しくも思えました。
のち