新米ペアレントの営業日誌・営業中

2005年3月1日に秋田県大仙市にオープンした大曲ユースホステルのペアレント(経営者)が日々の出来事を送ります。

秋田でCMが増えた亀の井ホテル

2023-12-12 23:33:12 | 温泉(秋田)

このところテレビで亀の井ホテルのCMを見る機会が急に増えた気がしました。亀の井ホテルと云えば、別府の老舗ホテルで、2014年に米投資ファンド、フォートレス・インベストメントが買収し、その子会社でホテルや賃貸物件の運用管理会社のマイステイ・ホテル・マネジメントが運営管理を現在行っています。この投資会社はシェラトン・グランデ・トーキョーベイやアートホテルズ札幌、リーガロイヤルホテル京都など運営が厳しくなったホテルを多く買収したり、レオパレス21へ出資などのほか、今年になってそごう・西武を買収したことで知られています。

亀の井ホテルを運営するマイステイ・ホテル・マネジメントは、投資会社で買収したホテルなどの運営を行うほか、熱海のホテルアカオやかんぽの宿30施設を買収(譲受)などにより規模を拡大し、2022年で国内のホテル業界4位(東横イン、アパ、ルートインに次ぐ)の客室数。

このマイステイ・ホテルが2019年頃、仙北市田沢湖の秋田共栄観光を買収し、2020年4月より運営管理を引き継いだとの話。秋田共栄観光は田沢湖高原温泉郷の「駒ケ岳グランドホテル(現在休業中)」「プラザホテル山麓荘」、水沢温泉の「山麓荘別館四季彩(廃業?)」と、鹿角市の「和心の宿姫の湯」、青森県の「まかど観光ホテル」の5施設を所有運営していた会社で、かつては鳴子温泉の幸運閣(現在は大江戸温泉物語)や吟の庄(別の投資会社所有)なども所有していた。

マイステイ・ホテルは2018年にホテル東日本グループも買収しており、東日本が所有していたホテル森の風田沢湖の運営も行っており、その年に田沢湖レイクリゾートと「リブランド」されています。2022年にはかんぽの宿を買収した際に亀の井ホテルのブランドも使用できるようになったとみられ、亀の井ホテルチェーンとしてリブランド、今年の10月に秋田共栄観光から買収して稼働中の3ホテル(まどか、姫の湯、山麓荘)も亀の井ホテルブランドにリブランドしたため、これを秋田県や東北で認知拡大するためにCMを増やしているのかと。

20年前に秋田に来た時には、田沢湖の水沢温泉や田沢湖高原温泉には多くのホテル旅館がありましたが、特に近年では4年も続いた新型コロナの影響も大きく、現在元気がある大型施設は限られ、今回の買収でマイステイグループが一躍この地域でも目立つようになってきたようです。元は投資グループですので、収益物件になれば売却もあり得、赤字が続くようだと閉鎖ということも決断は早そうですので、地域を考えれば、とりあえずは早期の黒字化で観光客の集客マシーンになって欲しいものです。他人の施設のことを気にしている場合ではないのですがね。(写真は過去のものです)

 

のち

 

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