先日の本荘酒蔵巡りの際に、石脇地区の斎弥酒造の並びにある2つの味噌醸造元も外観だけ写真を撮ってきました。最初はマルイチしょうゆみそ醸造元。明治3年(1870)創業の醸造元。直売や工場見学も受け付けているようですが、この日は外観だけ。
次にすぐ隣にある佐藤醸造元、屋号はヤマキチ。こちらは江戸時代末期に麹業として操業し、みそ醸造を始めたのは大正6年(1917)で、3年後には醤油の醸造も始めたとのこと。直売は小さな店舗があり可能のようです。ちなみにここの建物は、今月中旬、ヤマキチ味噌醤油醸造元として国の登録有形文化財に登録されることが決まりました。
これから観光客も増えてくることになりそうですが、この石脇地区の問題点は、観光客が気軽に止められる駐車場がないことです。道路は狭く、路上駐車するには厳しいし、斎弥酒造向かいのカフェ(?)田屋には駐車場があるようですが、店舗奥にあるようで、停めて他を見るには忍びない状態のようです。
石脇を含め本荘地区にある麹、味噌、醤油関係の醸造元は現在この2カ所が残るだけになっているようです。近所の方に聞いたら、昔は麹屋がもっとあったとのことですが、酒蔵のように歴史的資料が残っているわけでなく、過去にあったこれらの醸造元を調べるのはかなり難しそうです。