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新米ペアレントの営業日誌・営業中

2005年3月1日に秋田県大仙市にオープンした大曲ユースホステルのペアレント(経営者)が日々の出来事を送ります。

羽後町の水場巡り①

2021-08-18 23:10:43 | 水関連

昨日まで少し畑作業が進んだので、本日は気分転換に水場巡り再開。まとまった時間が取れそうだったので、今まで手付けずだった羽後町を集中訪問。朝から出かけて昼過ぎまでかかりましたが、溜池6カ所、湧水3カ所、ダム2カ所の11カ所を見て廻ることが出来ました。

<岩城堤> 羽後町新町字岩城

西馬音内地区、国道398号新町集落から足田堤に向かう農道の間にある溜池、池の真ん中を農道の橋が通る。過去に何度かブラックバス対策の池干しを実施。

<足田(たらだ)堤> 羽後町足田字大西

西馬音内地区、国道398号から出羽グリーンロードを北上した五輪坂アルカディア公園にある溜池。堤は江戸時代の築造で、ジュンサイの収穫や漁も行われていたようで、昭和50年頃までは養鯉組合によって秋に水抜きを行い、鯉を漁獲していたと云う。

<伊勢鉢清水> 羽後町西馬音内堀回字道目木山

羽後町の県道57号線で仙道方面に向かう275号線との分岐の手前、西馬音内川の対岸の城回集落にある湧き水(汲み場)。「お清水さん」とも呼ばれ、中世の領主小野寺一族が茶立てに使用したと伝わり、また医師が水薬に使用したとも云われる。わかりにくい場所で車は手前で駐車して徒歩がいいかも。

<長命水> 羽後町田代字七曲山6合目

羽後町、県道275号線の七曲峠の6合目の道沿いにある湧き水(汲み場)。この場所(長命地区)の名前からついた。平成4年(1993)頃から地元の方が整備を行っている。

<キャンコ淵(貝淵)清水> 羽後町西馬音内堀回字二渡道

羽後町、県道57号線を仙道方面に向かう大きく湾曲したところにある湧き水(汲み場)。名前の由来は、貝の化石がとれたという説や、水が流れる岩場の地形が貝の形に見えることから、地形を指す「かい峡」を「貝」の字に当て、貝の方言「キャンコ」から名付けられた、などと伝えられている(諸説あり)。

<赤沢ダム/赤沢溜池> 羽後町飯沢字赤沢

西馬音内地区、県道57号線の赤沢川と西馬音内川分岐の先にある支流の上流にある土地改良区が管理する溜池。アクセスは轍跡のある未舗装路で深いわだちになっており、車の底をガリガリと音が聞こえました。

時々 31.5℃

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羽後町の水場巡り② 松倉ダム

2021-08-18 23:07:21 | 水関連

ここから続きます

<松倉ダム/松倉溜池> 羽後町中仙道字松倉

仙道地区、県道57号線の真坂峠東にある土地改良区管理のアース式ダム。県道からすぐの場所にあり、県道にも大きな看板が出ています。

ダムには洪水時にダムを守るため、溢れそうな水を流す「洪水吐」という施設がありますが、そこをV字型にする「ラビリンズ型洪水吐」と呼ばれる形状のものがこのダムには採用されており、これが設置されているダムは国内でも多くないようです。設備の小型化やメンテの簡略化、流出量の増大などのメリットがあるとか。平成10年(1998)から数年かけた大規模改修工事が行われ、その際ここでは国内初のステンレス鋼製ラビリンス洪水吐が設置され、その直上には流木除けのフェンスが取り付けられており、これらはマニアの間では有名なようです。このダムではこれを見に行ったとも云えます。

水が流れている時が見たかったのですが、ダム湖(溜池)は時期的に水が少ない、または不要な時期になったためか、またこれからの時期、水抜きを行うところが多いとのことで、それなのかはわかりませんが、ほぼ空っぽ状態で、洪水吐から水が出る状態からほど遠いものでした。それでも逆に水のほとんどない溜池がみられると云うのも貴重な経験かと。

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羽後町の水場巡り③

2021-08-18 23:00:00 | 水関連

さらに続きます。

<太倉溜池> 羽後町下仙道字太倉

仙道地区、西馬音内から県道57号線を進み、県道34号線の北の下仙道集落から西に入った所にある溜池。昭和32年(1957)に築堤され、その後改修工事が行われたようだ。アクセス路は集落の道からみえるのですが、未舗装路で車でも行けそうでしたが、雑草が生い茂り、徒歩で堤まで上がりました。

<山入沢溜池> 羽後町田代字山入沢

田代地区、県道275号線上門前入口から西馬音内方面に東進し、500mほどの道沿いにある土地改良区が管理する農業用溜池(堤高5m、堤長88m)。上流の北沢溜池と同時期に大正時代に築堤されたもの。道沿いにあったのでつい。

<北沢溜池> 羽後町田代字北沢

田代地区、県道275号線上門前入口から西馬音内方面に東進し、700mほどの道沿いにある土地改良区が管理する農業用溜池(堤高3m、堤長70m)。下流の山入沢溜池と同時期に大正時代に築堤されたもの。

<刈女木(がりめぎ)溜池> 雄勝郡羽後町田代字明通山

田代地区、西馬音内から県道57号線、仙道から県道34号線北上で田代地区、ここから更に県道34号線を西に進み、雪除けトンネル(スノーシェッド)の手前にある谷に連なる4つの溜池。入り口が第一で一番奥が第四溜池。第三沼の土堤より上流部が刈女木湿原として秋田県県自然環境保全地域に指定されている。大正時代に農業用水の水源として築堤され、平成11年(2000)に第四沼の土堤の大規模改修が行われたが、その際にも湿原を守る工夫がなされた。湿原の奥に入る道は、軽トラがいい程度の未舗装路だったので、本日は入口で撤退となりました。

本日はここまでで、ほぼ当初の予定をクリアしましたので、帰宅となりました。

 

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