6月下旬から水場巡りを始めました。今回来られたお客様にブログを見て頂いている方がいて、「よくまああれだけの溜池や湧水があるものですね」、と云われました。実は行くまでと、行った後の方が時間がかかり、実地見聞は全体の2割ほどの労力と、予習・復習と云われた学校の授業と同じです。湧水や溜池などの水場を探すこと、行く価値があるかどうか、またそこが行けるかどうかを調べることが大変で、一日の訪問分の調べるのに1~2日かかってしまいます。
場所探しという点では、一番原始的な方法は、川を遡ることです。川の源は、湧き水か引水か、溜池などに限られています。ただそんなことをしていたら、いくら時間があっても足りませんし、普段人が踏み入らない山に入るのには、体力も技術もなく、熊との遭遇も不可欠。そのためその作業は出来るだけ地図上で行うのが効率的なのでしょう。
それでもこの調子でやっていたら、年内で秋田県が調べ終わるかどうかです。冬になったら、農業用溜池には行くことが出来なくなりますし、山岳部のダムや滝も行くのが非常に危険になってしまいます。何をするにしても冬は行動が制限される秋田県。その際にはまた別なことを考えましょう。
一時