フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

6月6日(木) 曇り

2024-06-07 11:37:52 | Weblog

7時、起床。

チーズトースト、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。今朝は珈琲ではなく、紅茶の気分だった。

朝刊の一面に「出生率最低1.20」の記事。正確に表記すれば「合計特殊出生率」である。去年一年間の15歳から49歳の女性の年齢別(1歳刻み)の出生率を合計したもので、便宜的に、「女性が一生の間に産む子供数」として使用される。

「1.20」はいきなり生じた数字ではない。終戦後の10間で急激に減少し(避妊の技術の普及が主要因と思われる)、以後、1966年の丙午の年を例外として、緩やかな減少を続けて今日に至っている。日本では結婚しないで出産することがレアケースなので、未婚化や非婚化が進むと出生率は低下する。ただし、結婚しても子供をもたない夫婦や一人しかもたない夫婦も増えているようなので、子供をもつことを人生におけるリスク、負担として認識する風潮が広まっているのだろう。

昨日のブログを書いてアップする。

今日は将棋の棋聖戦5番勝負の第一局が戦われる。一日制なので、進行は早い。先手の山崎八段は王将を中住まいにして、早めに7五歩として、藤井の桂馬の活用を阻止している点が目を引く。AIの形成判断は藤井が指しやすい。

12時に家を出て、大学へ。電車の中でキンドル・スクライブで資料(PDF)に目を通して、ペンで書き込みをしようとしたら、ペン先を画面に近づけただけで(画面にタッチしないのに)線が引けてしまう現象が発生した。これはこまる。すべての文字が一筆書きのようにつながって書けてしまうので、見にくいこと甚だしい。ネットで対処法を調べたが、「ペン先の交換」は交換のペンがないので行えない。

3限は大学院の演習。拙稿「ライフコース研究におけるデータ取集の方法」をテキストにしてディスカッション。

昼食はカツサンドを間の時間にそそくさと食べる。

4限は研究指導(修論の進行状況の確認)。

将棋の方は藤井が優勢である。

5限は学部の演習「現代人と社交」。今日から学生の発表が始まる。今日は個人発表が3本。

 「モーニングのフィールドワーク」

 「ゲームセンターにおける社交」

 「サードプレイスとしての美容室」

なかなか聴きごたえのある発表だった。レポートの提出や発表資料の提出も締め切りをきとん守ってくれてよかった。お疲れさまでした。

 6時45分に授業を終えたが、これからの発表の相談などが続いて、6限も教室にとどまった。

研究室に戻ったとき、すでに将棋の決着はついていた。90手で藤井の勝ち。下の投了図は後手の8八銀打ちまで。

ユーチューブで途中経過を確認する。藤井の完勝といってよい内容だった。

9時に大学を出て、「ごんべい」で夕食をとる。

腹ペコだったが、カツ丼ではなく、カロリーを考えて、釜揚げうどんにする。

10時過ぎに蒲田駅に着く。構内に昭和10年頃の駅舎(東口だろう)の写真が飾られていた。立派な駅舎であるが、当然、記憶にはない。

私の記憶にあるのはこの駅舎だ。「バラック建て」という説明にショックを受ける。子供の私はそんな風には全然考えていなかったからだ。自分が戦後復興期の子どもであったことを改めて認識する。

帰宅して、レビューシートのチェックを済ませてから、風呂に入る。

疲れているので(木曜日が一番疲れる)、今日の日記は明日書くことにする。

1時半、就寝。