8時半、起床。豚肉の生姜焼き、キャベツ、茄子の味噌汁、ご飯の朝食。
書斎の掃除の続き。窓ガラスを拭いて、洗ったカーテンを掛ける。掃除機と雑巾で床をきれにしてから、2階と3階の間の階段に積まれて一晩明かした本たちを書斎の床の上の戻す。根本的な対処ではないが、一応、これで新年が迎えられる。
夕方、妻が掃除で忙しそうだったので、夕食は外に食べに行くことを提案すると、即OKの返事。軽めの食事がいいというので(年末年始は摂取カロリー過剰になりがちである)、「テラス・ドルチェ」でカフェご飯にする。私はアラビアータ、妻はペペロンチーノ、2人とも食後に珈琲を注文。パスタが運ばれてくるまでの間、来るときにコンビニで購入した『月刊ザテレビジョン』をめくりながら、正月番組や冬ドラマについて何を観ようか考える。正月番組は箱根駅伝は必ず観るが、年賀状の返事を書いたり、本を読んだり(初読書)、散歩をしたりしていることが多く、案外、TVは観ないものである。冬ドラマについては、岡田恵和の脚本、長瀬智也主演の『泣くな、はらちゃん』(日テレ系、土曜9時)がダークホース的存在かと思う。かまぼこ工場で働く女性(麻生久美子)が日記代わりに書いている漫画の主人公はらちゃんが現実の世界に飛び出して奮闘するという奇想天外な話だが、なにしろ脚本が『最後から二番目の恋』の岡田恵和である。彼の脚本に期待。
駅ビルの「木糸土」をのぞいたら蛇のガラス細工が目に入った。来年の干支である蛇は、どうデザインしても可愛らしいとは思えないが、それでも工夫しだいで可愛くなるという見本のような一品である。首の部分は白鳥、胴の部分は竜に似ている。つまり蛇らしさを排除することになって可愛らしくなるのである。蛇だと思い込むことによって蛇としてのアイデンティティをかろうじて保っている。家に連れ帰ったところ、最初は離れたところで様子をうかがっていたクーナたちだが、だんだんと近づいてきた。ちっこい蛇なのである。
有隣堂で、レイモンド・チャンドラー(村上春樹訳)『大いなる眠り』(早川書房)を購入。正月の楽しみにしよう。