壬生の政局やいかに…

真の民主主義町政を求めて…

復興は、まだまだ道半ば…

2013-02-22 22:00:59 | Weblog

震災ボランティア「頑張り隊」の次回の活動は、石巻市尾崎での牡蠣養殖のお手伝いです。2月26日を予定しています。が、私は、3月予算議会の議会運営委員会&議員全員協議会のため参加できません。罪滅ぼしに、被災地の復興の様子――我々民間ボランティアがどう関わりを持つべきか、言及します。東京電力労働組合の皆さんが足しげく訪れている福島県南相馬市。行政区3地区の内2地区の復興は進み、住民生活は落ち着きを取り戻しはじめているそうです。しかし、福島第一原子力発電所から20~30キロ圏内の小高地区については、ボランティアはおろか地元住民すら未だ立ち入り禁止、つまり東電関係者の方々のみ復興活動を展開している状態で、南相馬市社協の担当者の方からは「お気持ちだけ戴きます」とのこと。落胆を隠せないまま、私が参加する以前、「頑張り隊」が数回訪れた南三陸町七里が浜に行ってみました。海岸線を走ると、3・11から時間が止まってしまったように、震災の爪痕がまじまじと残る風景が飛び込んできます。高橋隊長とともにボランティア・センターの趣き、スタッフの方に話を聞きました。凄惨な光景が広がる一方、「一般ボランティアの定期的な活動の受け皿となる、メニューは今のところは…」と、色よいとまではいかない返事が。そののち、被災した商店がプレハブの店舗で営業を再開した、南三陸さんさん商店街へ。ある飲食店で遅い昼食をとりながら店主に状況を尋ねると、「復興なんてまだまだ…。この先どうなるんだろう、そんなことばかり考えてしまいます」。――被災地を訪れ分かったのは、我々はあくまでも当事者には成り得ないということ。門外漢が幾ら復興に寄与したいと望んでも、被災地に寄り添うというのは案外ホネで、事実、私たちが考えるほど復興はちっとも進んではおらず、ここはもう一度、しっかりと言質の状況を再度調査し、いつでもリフレッシュできるよう準備を進めなければ、と。