テレ東の「世界ナゼそこに?日本」という番組を、偶然目にしました。
39年前にエルサルバドルに嫁ぎ、国内不安&姑からのイビリ等々、苦労話を織り込みながら…。
“二番煎じ”感が否めません。膨らまないネタでした。
ただ、今回の主人公「エム子さん」という、エキセントリックな名前でピンと。
大学を出て就職した先は、栃木市内のとある田舎出版社でした。そこで私は、わずかながらの購読料で賄われている『うづまっこ』という月刊タウン誌を任され、発行のたび自転車にて栃木市内を宅配して歩きました。
入社から3年ののち『うずまっこ』が創刊100号を迎えると同時に、社長兼編集長の梶原一豊氏がわずか42歳で脳内出血により急逝されました。
私自身気丈にふるまったつもりですが、初めて味わう喪失感に、カラダとココロがバラバラになりそうでした。
そして葬儀にて、梶原マグ子さんと邂逅しました。
元々梶原家の来栃は、編集長のお父様が栃木や佐野を原産とする石灰の研究者としてこの地に赴任したのがキッカケでした。編集長は当時高校生で、歳の離れたマグ子姉さんはすでにお嫁に行かれていたのでしょう。
「梶原マグ子」と名乗るのは、マグネシウムを起源とする名前&梶原姓への、強いこだわりがあってのことだと思います。
私も、「セイキ」というエキセントリック名前を親からもらいました。ただそれだけです。
マグ子さんは、ウチの母と同世代ですから、70代半になっているハズ。
多分2度とお会いすることはありませんが、末永いご健勝をお祈り申し上げます。