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仙台市――介護サービス基盤の整備について

2013-11-10 13:54:43 | Weblog

仙台での視察研修については、いずれ報告書をまとめなければなりません。なので、下準備的に各か所少しずつ、その内容に言及させて戴きます。

まずは11月5日仙台市役所にて、健康福祉局高齢企画課の方から「介護基サービス基盤の整備」について、説明を戴きました。

4月に、仙台市及び仙台市外(宮城県内)の特別養護老人ホームにおける仙台市民の入居状況の調査では、市内48施設を含む宮城県内132の特別養護老人ホームで3,836命の入居申込者が。介護度別の内訳では要介護1が全体の14.8%、要介護2が20.2%と高く、現在の生活場所別内訳では自宅が44・7%、病院が17.4%、老健が26.3%となっています。

特筆すべきは、要介護度が低いうちから、ヒヤリング等の実態把握に注力し、行き場のない状態をなるべくつくらぬよう努力がされています。

 対して平成24年度から同26年度の高齢者保健福祉計画・施設整備計画では、特養老が目標600人分、介護老人保健施設が360人分、グループホーム360人分、ショートステイ12事業所、有料老人ホーム等が300人分を掲げ、確実に実績を挙げています。

質疑の際私からは、おもに「事業進捗のためのコツ」&「財源の調達について」をお聞きしました。何より先の実態調査をもとに、3年間緻密なスケジュールのなかで、適正規模な施設、建設用地確保のタイミング等、介護保料に過度に頼ることなく、市債発行などにより賄っているとの説明を戴きました。

健康寿命を延ばしていくために、“豊齢力アップ”の予防介護にボランティア等の資源が活用されているということで、人口106万人の大規模自治体ならではの包括的な取り組みに、瞠目を致しました。


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