OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

格差社会という発想

2006-09-22 18:19:46 | Weblog
今日は、ちょっと固めのお話を・・・

介護関係の事業所を運営している関係上、正直、最近の政府の福祉関連の政策には、失望している・・・というか怒りを感じてます。困っている人に、どんどん冷たくなっていっているというのは、肌で感じますから。

また、金融関係との折衝でも、金持ちには異常なほど便宜を図るくせに、貧乏人にはケンモホロロな態度だなと感じますし、それを助長させているのも政府方針だと思います。

これらのことに対しては、このままじゃ納得できないと思いますし、方向を是正しなきゃと思います。

けれど・・・それを「格差社会」と表現して非難されると、わたしは、どうも違和感があるんですよね。「勝ち組・負け組」ってのも、同様です。なんていうかなぁ~、そういう表現をしている人たちのモノの考え方や価値観って、結局は政府と同じじゃないかなと思ってしまうんですけど、違うんでしょうか。

だって、すべてを経済で見てるでしょ。つまり、お金で全てを測っているじゃないですか。お金持ちが勝ち組で立派で幸せで、貧乏人は負け組みで駄目な奴らで可哀相で・・・って、マスコミも我々庶民も皆が、物事の判断基準にお金を採用しちゃっているんだから、政府が経済オンリーの発想になるのも当然でしょうね。

もちろん、お金は大切ですよ。だから、経済の安定は、政府の仕事の中でも、最も大切なものの一つなのは間違いないでしょう。でも、大事なものは一つじゃない、お金も大事だけど、お金以外にも人を幸せにするものは沢山あって、それを充実させなきゃ「豊かな生活」は出来ないと、日本の国民が思っていなければ、政府も経済のことしか考えなくなりますよね。

だから、今の政府は、福祉問題にしても、教育問題にしても、少子化対策にしても、数字の帳尻ばかり合わせようとするでしょ。それに、あとから綺麗ごとの理由付けをする。まったく、醜いったらないですよ。

人が幸せになる為には、ある程度のお金は必要です。けど、そんなに沢山は必要ないんですよ。多ければ多いほど、幸せも大きくなるなんてことはないんです。そのことが分かれば、一人で沢山のお金を独占したいと思う人は減るでしょ。そうしたら、最低限必要なお金にさえ困っている人のところにお金が回っていくでしょ。

もちろん、その代わり、お金を使わないで幸せになる色んな方法を広めていく必要もありますよ。無駄遣いの金額を幸せのバロメーターにするんじゃなく、もっともっと自分という素材、自分が生きている環境という素材を活かして楽しむ活き方をアピールしていきたいですよね。そう思いませんか?

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