OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

搾取されるのは嫌じゃないけど、搾取する奴は許せない・・・って、分かってもらえるかな(^^;

2007-07-04 23:50:47 | Weblog
先日、知人と、一般的な内職というもののギャランティーについて話したのだけど・・・そこで、知人が、とても印象的なことを言った。「それでも、自分に何か出来ることがあるというのが嬉しい」と。「その機会が与えられることに感謝すると」。ふむぅ・・・。

その時、知人はワタシに「貴女みたいに才能がある人はいいけど・・・」とも言った。わたしの、どこをどう突いたら、その才能とやらが出てくるのか・・・そんなものがあるのなら、教えて欲しいものだと思うが・・・それはさておき、少なくても、その友人が、その言葉に込めた意味は、なんとなくだが理解したつもりだ。

以前のワタシなら、そんな無意味な卑下の言葉を口にする奴は好かんと、ケンモホロロな態度をとったろうが・・・今は、わたしも少し大人になったのか、意外なことに、その言葉の芯に、力強さのようなものを感じ取って、いささか感動した。

信じられないほどの低賃金で扱使われ、「それでもいいの、才能のないワタシには、これでも過ぎた仕事なの」なんて言っているのの、どこに力強さがあるというのかと思う人がいても不思議はないし・・・実際、わたしも、ずっとそう思ってきたわけだけれど・・・

現実の中で、あるものを使って、精一杯に生きる・・・って強かさが、そこにあるような気がした。

そういえば・・・父や母の百姓の内職も、信じられないほど、収入が少ない。朝早くから、夜は暗くなるまで、田んぼや畑で農作業をして、それで1日の売り上げは、良くて数千円(四捨五入しても一万円にならない数千円)だそうだ。しかも、そこから農協さんへの手数料を支払い、種代、苗代、肥料代に薬代、農機具のローンを支払えば、確実に赤字になっている。けれども、彼らは、実に力強く、農作業を続けている。

要するに・・・安い表現で気恥ずかしいが・・・やっぱり、金じゃないってことなんだろうな。だからといって、好きだからなんて、そんな可愛い話でもない。なんていうんだろう・・・よく、分からない(爆)。けど、少なくても、甘いのは、わたしの方だってことだけは、確かなんだと思う(^^;。

ただし・・・一部の内職斡旋所の、そんな人の心理に付け込んだような賃金設定には、黙っていちゃダメだよ!!とは思う。金の問題じゃなくても、搾取されるのはイカンもの。いや、搾取されるのはいいとしても、搾取する奴を増長させちゃいかん、そこは譲れないな。なんていいながら、自分の為の賃金闘争なんて、絶対に出来ない性質なんだけどね(^^;。