OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

仕事って・・・

2006-09-09 16:30:34 | Weblog
わたしは、就職をしたことがない。だから、会社から給料というものを貰ったことがない。三十歳を目前にして、下の子も保育所に行き始めたことだし、どっこらしょと自分で仕事を始めてからは、貰うどころがお支払いする立場になってしまって・・・だから、給料を貰うということに対して、今でも異様な憧れが捨てられない。

もちろん、商売にはお金のやり取りは付き物で、わたしとて、会社から給料は貰わなくても、お客さんから代金を頂戴したり、会員さんから会費を頂いたり、利用者さんから料金を支払ってもらったりはしてきたわけだけど・・・それと給料とは、何故か私の中で、どうしても一緒にはならないのだなぁ。

で・・・あれやこれやと悪あがきした結果、最近になって、ポチポチと小銭稼ぎの内職を貰えるようになってきた。正規の雇用関係じゃないし、出来高仕事だから、やっぱり給与って感じではないけど、経営者としての収入とは違う形の収入だもん、なんだか嬉しくって仕方がない。というわけで、少なくても今、その収入は、金額以上の喜びを私にもたらしてくれている(^^;。

ただ・・・やっぱり、こういう仕事で、自己主張って、なかなか出来ないよね。特に、ここで自己を主張したいわけじゃないんだけど、自分の感性で書くようなお仕事にも応募してみてはいるんだけど、そういう仕事にはなかなかアリツケナイわけで・・・仕事してお金を頂戴するってことの大変さを、改めて実感しているわけです。

けど、自分の感性で書くことは、商売としてでなければ、いくらでも出来るわけだから、お仕事では、あくまでも相手の望むものを提供するという姿勢に徹するべきなのかなと、初心者的納得&それでも拭いきれない迷いの間で揺れている(^^;。

とはいっても、やっぱり露骨な宣伝行為は苦手かも・・・と、かなり強く思っている。自分が本当に好いと思えるものの宣伝なら、タダでも出来るけど、良いとは思えないものを買わせる為に、お金を貰って策を編み出すって・・・変な拘りかもしれないけど、心が痛むのだ。

もちろん、広告関係のお仕事は、花形も花形、みんなの憧れの仕事だ。だってそれは、数秒のフィルムで、数語の言葉で、一枚のポスターで、人の心を掴む仕事だから・・・めちゃくちゃ挑戦し甲斐があるし、魅力がある。それは、本当に、ものすごく良く分かる。時には、15秒のTVCMが、二時間の映画やドラマを越えてると思うときがあるもの・・・そんなものを作れるなんて凄いと思うし、自分にそれが出来たら、どんなに楽しく誇らしいだろうと思う。

けど・・・その向こうには、売るべき商品というのが控えていて・・・その商品に納得できなくても、仕事として受ければ広告しなくちゃいけないってことには、やっぱり抵抗がある。社会人としては、甘すぎる考え方だと分かってはいるけど、大きな抵抗がある。

自分が経営者なら、そこのあたりのジレンマはなくてすむ・・・そうかぁ~、そういうことか・・・・妙に納得する結論に辿り着いてしまった(爆)。やっぱり、本格的に雇ってもらって仕事をするというのは、精神構造が未だオコチャマな私には向いてないのだろうな(^^;。

でも、まっ・・・ジレンマ感じながら、請負仕事をしている苦しさも、実はそんなに嫌じゃない・・・今の程度の量なら、いや、もう少しくらいなら増やしても、まだまだエム体質が喜ぶ範囲だと思うから・・・苦悩しつつ続けたいと思う(爆)。

んでもって、それが、エス体質の私を刺激するような気もする。本来の自分のフィールドの方も、活発化するかも・・・だとしたら、かなり美味しい展開だ(笑)。