白熊とグリズリー(灰色グマ)が子供を産んだら、何色になるの?
人間たちは、黒人種と白人種、白人種と黄色人種との異民族間婚姻は昔から存在した。もっといえば、現生人類でまったくの混血がない民族は、かなり珍しい。
純血民族なのだと誇らしげに語る人々はいるが、遺伝子解析が進んだ現代では、この手の主張はほぼ通らない。ただ、これは人間独特といって良く、他の哺乳類では、混血というか異種間での混血児はまずありえない。
ただし、人間が血統改良を推し進めた犬や猫、牛や馬などの家畜には混血は存在する。もちろん人間の支配下でのことである。自然界ではあり得ないとされてきた。
その常識が覆された。北極で奇妙な白熊が射殺された。白熊ならば良いが、もしグリズリーだとすると一万ドル以上の罰金である。グリズリーは実は絶滅危惧種であるため、その狩猟は厳しく制限されているからだ。
遺伝子検査の結果、白熊でも灰色グマ(グリズリー)でもない混血種だと判定された。射殺したハンターは安堵したが、動物学者たちは大騒ぎ。しかも、詳細に調べてみると、他にも数頭、混血が疑われるクマが発見されたのだ。
原因は温暖化だとされる。これまで極地周辺にしか生息していなかった白熊が、温暖化により生息域を広めた結果、灰色グマと重複するようになったことから起きた現象であるらしい。
やはり地球温暖化は進んでいる。ガソリンを燃やすの止めろ、持続可能な再生エネルギーこそ地球の未来を救う。人間だけでなく、他の生物の生態系まで壊す地球温暖化を止めるべきだ。
そんなメッセージを感じる報道であった。
正直、私はかなり胡散臭く思っている。もちろん地球温暖化を否定している訳ではない。また生物多様性の観点からも固有種の絶滅は望ましいことだとも思わない。
しかし、化石燃料の使用による地球温暖化は、まだ仮説に過ぎないとも思っている。今から一万年前の氷河期を終わらせた原因は、未だ解明されていない。まさかマンモスの糞から出るメタンガス(二酸化炭素の数倍の温室効果がある)だとでも云うのか。
たしかに人類は近代化の推進力として化石燃料を多量に燃やしたことによる温室効果ガス(二酸化炭素)が、地球温暖化に影響を与えた可能性は否定できない。でも、地球温暖化には別の真の原因がある可能性は無視できない。
今のところ疑わしいのは、やはり太陽の照射量の増加であったり、あるいは地球の公転地軸の傾斜角度の問題である。人類が化石燃料を燃やす遥か以前から、地球は寒冷期と温暖期を繰り返してきた。
ちなみに今は寒冷期にあたる。正確には氷河期と氷河期のはざまの比較的温暖な時代だとされている。次なる氷河期が到来する前の、穏やかな時期である可能性は高い。そして、化石燃料の燃焼による温暖化効果は、次の氷河期の到来を遅らせている可能性さえある。
いずれにせよ、現代の人類の科学は、地球の温暖期と寒冷期の交替の原因さえつかめていないのが実情である。
にもかかわらず、現代のマスコミ、とりわけ欧米のマスメディアは化石燃料の燃焼により発生した温室効果ガスこそが、地球温暖化の原因だと決めつける。
脱炭素社会だと叫び、ガソリン車からEV車への転換を、温暖化を止める手段として賛美する。私は白熊と灰色グマの自然混血をさほど否定的には捉えていない。実を云えば、白熊の生息数は未だ正確な数字が出されていない。どちらかといえば、灰色グマ(グリズリー)こそが絶滅危惧種に近い。だから、固有種の保護の重要性までは否定しない。
しかし、このクマたちをネタにした地球温暖化=化石燃料から排出される温室効果ガスといった構図には、私はいささか懐疑的です。
人間たちは、黒人種と白人種、白人種と黄色人種との異民族間婚姻は昔から存在した。もっといえば、現生人類でまったくの混血がない民族は、かなり珍しい。
純血民族なのだと誇らしげに語る人々はいるが、遺伝子解析が進んだ現代では、この手の主張はほぼ通らない。ただ、これは人間独特といって良く、他の哺乳類では、混血というか異種間での混血児はまずありえない。
ただし、人間が血統改良を推し進めた犬や猫、牛や馬などの家畜には混血は存在する。もちろん人間の支配下でのことである。自然界ではあり得ないとされてきた。
その常識が覆された。北極で奇妙な白熊が射殺された。白熊ならば良いが、もしグリズリーだとすると一万ドル以上の罰金である。グリズリーは実は絶滅危惧種であるため、その狩猟は厳しく制限されているからだ。
遺伝子検査の結果、白熊でも灰色グマ(グリズリー)でもない混血種だと判定された。射殺したハンターは安堵したが、動物学者たちは大騒ぎ。しかも、詳細に調べてみると、他にも数頭、混血が疑われるクマが発見されたのだ。
原因は温暖化だとされる。これまで極地周辺にしか生息していなかった白熊が、温暖化により生息域を広めた結果、灰色グマと重複するようになったことから起きた現象であるらしい。
やはり地球温暖化は進んでいる。ガソリンを燃やすの止めろ、持続可能な再生エネルギーこそ地球の未来を救う。人間だけでなく、他の生物の生態系まで壊す地球温暖化を止めるべきだ。
そんなメッセージを感じる報道であった。
正直、私はかなり胡散臭く思っている。もちろん地球温暖化を否定している訳ではない。また生物多様性の観点からも固有種の絶滅は望ましいことだとも思わない。
しかし、化石燃料の使用による地球温暖化は、まだ仮説に過ぎないとも思っている。今から一万年前の氷河期を終わらせた原因は、未だ解明されていない。まさかマンモスの糞から出るメタンガス(二酸化炭素の数倍の温室効果がある)だとでも云うのか。
たしかに人類は近代化の推進力として化石燃料を多量に燃やしたことによる温室効果ガス(二酸化炭素)が、地球温暖化に影響を与えた可能性は否定できない。でも、地球温暖化には別の真の原因がある可能性は無視できない。
今のところ疑わしいのは、やはり太陽の照射量の増加であったり、あるいは地球の公転地軸の傾斜角度の問題である。人類が化石燃料を燃やす遥か以前から、地球は寒冷期と温暖期を繰り返してきた。
ちなみに今は寒冷期にあたる。正確には氷河期と氷河期のはざまの比較的温暖な時代だとされている。次なる氷河期が到来する前の、穏やかな時期である可能性は高い。そして、化石燃料の燃焼による温暖化効果は、次の氷河期の到来を遅らせている可能性さえある。
いずれにせよ、現代の人類の科学は、地球の温暖期と寒冷期の交替の原因さえつかめていないのが実情である。
にもかかわらず、現代のマスコミ、とりわけ欧米のマスメディアは化石燃料の燃焼により発生した温室効果ガスこそが、地球温暖化の原因だと決めつける。
脱炭素社会だと叫び、ガソリン車からEV車への転換を、温暖化を止める手段として賛美する。私は白熊と灰色グマの自然混血をさほど否定的には捉えていない。実を云えば、白熊の生息数は未だ正確な数字が出されていない。どちらかといえば、灰色グマ(グリズリー)こそが絶滅危惧種に近い。だから、固有種の保護の重要性までは否定しない。
しかし、このクマたちをネタにした地球温暖化=化石燃料から排出される温室効果ガスといった構図には、私はいささか懐疑的です。