ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

東アジア選手権 2022

2022-08-02 11:53:08 | スポーツ
先月開催された東アジア選手権で、日本代表は男女ともに優勝した。まずはよく頑張ったと褒めておきたい。

この東アジア選手権は、かつてはダイナスティ杯と呼ばれていたのだが、近年は名称を変えている。大会は4か国で争われる試合のみ放送されているが、実際には東アジア12か国が参加している。

もっとも優勝を争うのは、男子の場合韓国(5回)日本(2回)中国(二回)に限られているのが実情だ。女子も似たようなものだ。そして、このうちワールドカップで活躍できるのは、韓国と日本のみ。

このままでは不味いと思う。

現状、韓国も日本も所謂欧州組は招集せずに、国内組のみでチームを編成している。有望な選手の大半が欧州でプレーする日本は、この大会に参加するのは事実上2軍もしくは三軍である。

国内の有望な若手の発掘する場が東アジア選手権になっている。そして呆れることに、その二軍半のレベルの日本代表チームが優勝しているのである。

なにが不味いって、森保監督は相変わらずの選手頼み。戦術「三笘!」は今回不在なので、今回は「相馬!」といった具合で、戦術の体を為していない。元々戦術の引出しの少ない経験不足の監督なので致し方ないが、それで優勝できる大会ってどうなのさ。

さすがに代表初選出の選手ばかりで組んだ二戦目の対中国戦は引き分けという無様な結果だが、決して弱くはないはずの韓国に勝てるのだから不安になる。

こんな低レベルの大会に出る意味あるの?正直、中東勢が出るアジア杯のほうが、はるかにレベルが高い。このチームでカタールやサウジに勝てるとは、到底思えないしね。

久々に代表に呼んだ宮市は、選手生命を脅かされる悪質なファールを受けているし、今回招集された選手で、ワールドカップに出場できる選手枠に入れる選手がいたとは思えない。大会MVPの相馬だって欧州組を撥ね退ける実力はないと思う。ただし4年後は主力になれる可能性は感じたのが救い。

大会の質を向上させるため、せめてオーストラリアとニュージーランドを参加させたほうが良くないか。優勝を喜ぶよりも不安が先立つ妙な大会でした。っつうか、この大会を知らない、あるいは関心がない一般の人のほうが多いと思うぞ。

日本サッカー協会のお歴々様は、高給を貰っているのだから、もう少し真面目に国際大会の質の向上を考えて欲しいもの。これでカタール大会に挑むつもりなのか、不安だけが残る大会でしたよ。
コメント
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