無口な人は、ちょっと苦手だ。
たまに何も考えていない人もいるが、無口な人はとても思慮深いことが多い。いい気になって喋っていると、鋭い突っ込みに窮することがある。声に出さないだけで、本当は頭の中で思考が駆け巡っているのだと思う。
私はお喋りなほうなので、無口な人と対峙すると、少々緊張する。なにか失言しそうで、ちと怖い。注意して看ていると、無口な人は目で語ることがある。目だけでなく、表情や仕種などにも意思が表れることもある。うわ!気を使うなぁ~嫌いではないのだけどね。
ところで、無口な人が文章を書き出すと、とても饒舌なことが多い。え!と唸るような一文を目にすることも珍しくない。私の秘めやかな楽しみの一つが、日頃無口な人の文章を読むことでもある。けっこう面白いこと多し。
興味深いのは、漫画家で無口な人の描く漫画には、科白が面白いものが少なくないことだ。そんな漫画の代表作が表題の漫画だと思う。80年代にけっこう売れた漫画でもあったが、絵柄が個性的なので、かなり好き嫌いが出た漫画でもあった。
実は兄弟で漫画家だが、兄(小山田いく)のほうがお喋りだという。一方、弟は兄が嘆くほど無口だそうで、兄弟対談のようなインタビューを読んだら、けっこう面白かった覚えがある。司会役の編集者が、弟を喋らせようと悪戦苦闘しているさまが、妙に可笑しかった。
つい最近まで、続編というか、耕平の子供たちの物語がヤング・チャンピオンに掲載されていた。正直、イマイチだった。たがみ氏、落ち着いちゃったのかなぁ~?科白の切れも落ちていたし。でも、初期の作品の切れは、今読んでも新鮮に感じるから、たいしたものだと思います。
たまに何も考えていない人もいるが、無口な人はとても思慮深いことが多い。いい気になって喋っていると、鋭い突っ込みに窮することがある。声に出さないだけで、本当は頭の中で思考が駆け巡っているのだと思う。
私はお喋りなほうなので、無口な人と対峙すると、少々緊張する。なにか失言しそうで、ちと怖い。注意して看ていると、無口な人は目で語ることがある。目だけでなく、表情や仕種などにも意思が表れることもある。うわ!気を使うなぁ~嫌いではないのだけどね。
ところで、無口な人が文章を書き出すと、とても饒舌なことが多い。え!と唸るような一文を目にすることも珍しくない。私の秘めやかな楽しみの一つが、日頃無口な人の文章を読むことでもある。けっこう面白いこと多し。
興味深いのは、漫画家で無口な人の描く漫画には、科白が面白いものが少なくないことだ。そんな漫画の代表作が表題の漫画だと思う。80年代にけっこう売れた漫画でもあったが、絵柄が個性的なので、かなり好き嫌いが出た漫画でもあった。
実は兄弟で漫画家だが、兄(小山田いく)のほうがお喋りだという。一方、弟は兄が嘆くほど無口だそうで、兄弟対談のようなインタビューを読んだら、けっこう面白かった覚えがある。司会役の編集者が、弟を喋らせようと悪戦苦闘しているさまが、妙に可笑しかった。
つい最近まで、続編というか、耕平の子供たちの物語がヤング・チャンピオンに掲載されていた。正直、イマイチだった。たがみ氏、落ち着いちゃったのかなぁ~?科白の切れも落ちていたし。でも、初期の作品の切れは、今読んでも新鮮に感じるから、たいしたものだと思います。