ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

GODZILLA怪獣惑星

2017-11-28 12:05:00 | 映画

頼むから、怪獣に余計な屁理屈は付けないで欲しい。

私が一番好きな怪獣は、ウルトラマンに登場したレッドキングだ。凶暴そうな目つきと、頭の悪そうな容貌、頑丈な体躯と力の強そうな造形。

その暴れっぷりに理屈はなく、力で相手をねじ伏せる怪獣番長である。強いものがエライのだと云わんばかりの暴君である。

怪獣の王道である。

ところでゴジラであるが、人間の核実験により目が覚めた古代の怪獣としてデビューしたことは覚えている。そのせいか、やたらと妙な屁理屈をシナリオに加えられていることが多い。

曰く人間の環境破壊云々とか、人間の傲慢さに対する鉄槌であるとか、へんてこりんな理屈でゴジラを飾りたてる。

余計なお世話である。

私はゴジラが暴れるのが好きだ。ゴジラの破壊が派手であれば良く、余計な屁理屈は不要だと思っている。理屈を云々するなら、あのような巨大生物は、生物学の概念から外れている。構造的に、あのような巨大生物は成り立たない。

少なくとも、地球の重力と、生物を構成する物質の特性からして、あのような巨大生物は存在しえない。地球にある既知の物質で、あのような生物を作ると自重で崩壊してしまう。

実にシラケる結論である。

ゴジラに理屈はいらない。ただ、ただ暴れればイイ、それがゴジラだ。

ちなみに表題のアニメ映画は、そのゴジラに地球を追い出されて、宇宙を彷徨う地球人たちの復讐と帰還の物語の第一部である。あと2編残っているらしい。声優はトップクラスの陣容を誇り、好きな人たちにはたまらないものであるらしい。

実際、私が知人の子供たちを連れて映画館に行った時、ほぼ8割がた客席は埋まっていた。私はといえば、映像の迫力は認めるが、シナリオとか設定にケチをつけたくてウズウズしていた。でも、連れて行った子供たちは満足げなので黙っていた。

そんな訳で今、ここで鬱憤を晴らしている次第。多分、続編も連れて行ってと、ねだられるのだろうなぁ。まぁ、いいけどね。

コメント (2)
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