ニセコに移住する前に東京都江東区に住んでいた。その時に区主催の「江東スポーツ大学」という大学というかスポーツに関して学ぶ研修みたいものがあった。その時の同級生である美登里さん一家がニセコにスキーに来ていた。その当時は20歳くらいの彼女だったが小学5年の娘さんと旦那さんを連れてのスキー。一家でドリカムのコンサートを札幌で見て、その途中ニセコに寄ってくれた、俺に会いに来てくれたのだ。
夕飯を誘ったが紹介したペンションに付いているとのことでランチをご馳走しようとして彼女らが滑る予定だったニセコヴィレッジスキー場で待ち合わせた。待っている間にゴンドラを2本ほど滑ったが未だ待ち合わせには時間があったのでホテルのラウンジを覗いてみた。結構お客さんが入っていた。コーヒーいくらするのかなと思って看板を見たら1000円だった。
この年になって高いとか安いとかは言わないことにしているが「へェィ」と思った。待ち合わせの時間に彼女らとランチを喰おうとしたら彼女がなぜか「安いところでいいですよ」という。それならファストフードの店と思われたホテル２階の「EZO」という店に入った。ここも結構混んでいた。ファストフードのランチだからカレーとかハンバーガーとかピザのメニューだった。
メニューを見て高いとか安いとか声を出して言うことはしない。心の中ではなんか感じた、言いたいような気持ちにはなったが平然を装った。ニセコポテトカレーが2000円だった。大盛りは500円増しだ。ソフトドリンクが600円だった。心の中で「ヘェー、凄いね」と驚く。ポテトを喰ったらとてもニセコポテトとは言えない品物だった。こんなものをニセコポテトとして売り出されてはニセコでジャガイモを作っている方々に失礼だ。本当にニセコ産なのか。値段にケチをつけることはしないがこの不味いジャガイモだけには文句を言いたい。下が2600円（カレーとコーラ）のランチ。ジャガイモが不味い。
帰りがけに別のレストランのメニューをチェックした。エビ入り天ぷらソバが1900円、コースランチが8000円だった。ニセコバブルだ。手が届かん、足が遠のく。
1月4日朝。
