のろや

善男善女の皆様方、美術館へ行こうではありませんか。

琵琶湖一周レポ1

2007-09-07 | Weblog
琵琶湖一周自転車行。
実は学生の時にも一度やっております。もう10年ほど前になりますかねえ。
あの時の自転車はハンドルが婉曲して荷台までついている、完璧なママチャリでございました。
ま、今の無印自転車も、そうたいした違いはございませんが・・。

銀閣寺のあたりから山越えするルートを選んだために
車がビュンビュン通る歩道のない急勾配を、えっちらおっちら自転車押して上ったのも
今では良い思い出ってやつでございます。
日が沈んでから湖北あたりで道に迷って、自分がどこにいるやら皆目わからなくなったのも。
宿を取っていなかったので電話ボックスの中で丸まって寝ようと思ったら
大量に発生したなめくじ君たちに追い出されたことも。
どこぞの売店の前でベンチ寝したら、翌日身体中の関節がギコギコいったことも。
帰路で大雨に見舞われて、海から今上がって来ました状態でやっとこさ京都にたどり着いたことも。
無理矢理国道を渡ろうとして車に轢かれかけたことも。
そう、今となっては良い思い出ってやつでございます。

で、今回は前回の反省をちょっぴり生かしまして、国道1号線を通って山越えすることにいたしました。
考えてみると、この二代目無印君で滋賀へ行くのは始めてでございます。
この春にワタクシんとこに来たばかりでございますからね。



では、行こうぞ。無印君。

5:45 出発。なんでこんな中途半端な時間なのかって。5:30に出るつもりが遅れたんですよ。



6:15 山の端が明るんでまいりました。これから山越えです。
6:50 大津へやってまいりました。朝日がまぶしいですねえ。
7:00 琵琶湖と対面。
8:00 順調に進んで琵琶湖大橋の近くで朝御飯。
    波打ち際でコンビニのサンドイッチをむしゃむしゃやっていると、よく焼けた若い衆3人が海パン姿でやって来ました。
    朝から太陽が照りつけ、泳ぐにはいい日になりそうでございます。
8:30 和迩あたり。住宅地の道ばたに魚が落ちていました。どう見ても本物です。
9:00 蓬莱あたり。気温31度。暑そうな電信柱を横目にひた走ります。
9:30 モモレンジャーの子供時代発見。



10:00 近江舞子。水と戯れている人々をちらほら見かけます。気持ち良さそうです。
     のろも寄り道してちゃぷちゃぷ。砂礫がいいぐあいに足裏を刺激してくれました。ほんとは泳ぎたかった。
10:30 水妖が住まっていそうな川を渡り
11:00 白鬚神社付近で おおっ カラスが行水している! しかし残念ながらカメラを取り出す間に飛び立ってしまいました。
12:00 肩がこりました。そして眠い。ちょっとしんどいので公園のベンチでゴロ寝。
     どこかから聞こえて来た12:00を知らせるサイレンで目が覚めました。危ない危ない。

ずっと湖岸沿いの”風車街道”を走ります。整備されていて走りやすいのですが、ちと単調でもあります。

12:30 みごとな三世帯住宅を発見。しかもこんな所に。   
13:00 マキノ町あたり。湖北の山なみがだいぶ近づいてまいりました。



13:10 田園風景が広がります。

これから自販機があまり無さそうなエリアに突入するので、その前に水を買っておこうと自販機に近づいた所、
あろうことか自販機が「いらっしゃいませ~冷たいお飲物はいかがですか?」としゃべって媚びを売って来たので
何も買わずに立ち去りました。
幸い、すぐ先にまた自販機がございました。しゃべらないやつがね。
お昼ご飯は無し。動きっぱなしでお腹好きませんでしたし。のろはランチ抜いても平気なたちなんでございます。

13:30 海津大崎あたり。湖北は湖岸線が入り組んでおりますから、走るにつれてどんどん景色が変わって楽しいですね。

ここで我が『ツーリングマップル 関西』の「上から琵琶湖を望む快走路」というキャプションに心魅かれて、
つづらお展望台を廻るルートをとったのろ。ネットで調べたサイクリストたちもこのルートを辿っているようだし、
まあのろはスポーツ自転車でも何でもないけど、行けないことはなかろ・・・と思って坂道をぐいぐい上って行きました。
ええ、確かに
エンジンという機動装置がついている乗り物にはさぞかし「快走路」であることでしょう。
しかし人力車もとい自転車ライダーであるのろ、しかも切り替え無しのいわゆるシティ自転車であるのろ、
普段特別に鍛えているわけでもない一般サイクリストののろには ちょっとだいぶキツかった。
水も尽きるし、ひたすら暑いし、熱中症で倒れても数時間は誰も見つけてくれないだろうなってな場所でございます。
大丈夫かオイと思いながらも、何とか展望台に到着。

15:00 いや、絶景かな。上って来たかいがありました~。
     高い所からの眺めってな、不思議なものでございますね。
     ただ遠くまで見渡せるっていうだけなのに、何やら特別な感慨を抱かしめるではございませんか。

売店でアイスを買おうと思いきや、店員らしき人が見当たりません。「すいませーん」と声をかけると、奥からおじさんが出て来てくれました。
下界を眺め、「ソフ王」をもがもが食べながらしばし休息。
で、去りがけに自販機で水を・・と思いきや、小銭がありません。紙幣も樋口さんと福沢さんのみ。
しまった。しかし小心者ののろは売店のおじさんを再び呼び出すことがどうにもはばかられ、
結局下界に下りるまで水無しでやりすごそうと腹を決めたのでございました。人生それでいいのか。

15:40 どんどん下ります。下界が近づいてまいりました。



16:00 賤ヶ岳トンネル。賤ヶ岳の合戦の賤ヶ岳でございますよ。何やら鬼気迫るのう、無印君。
16:30 何者かが道をのそのそ横切っておりました。よくよく見ると雌のかぶと虫ではございませんか。
     お嬢さん、そんなにゆっくり歩いていたら危ないよ。
17:00 だいぶ日も傾いてまいりました。

あとはひたすら長浜へ向けて湖岸の一本道を走るのみ・・・という所ですが
ちょっとお待ち。なにゆえ路傍にマネキンの頭が。

17:50 日暮れでございます。鳥たちもねぐらに集まっているようでございます。

のろも今夜の寝床を考えねばなりません。
今回も結局宿を取らずに出立したのろ。(実を申せば”予約”ってものが嫌いなんでございます)
選択肢は
・ベンチ寝
・ネットカフェ寝
・ビジネスホテル
の3つを考えておりましたが、展望台ルートで予想以上に身体を酷使したことから
気兼ねなくストレッチできる場所&身体を伸ばして寝られる場所が欲しいなと思いましたので
ビジネスホテルに転がり込みました。
のろもヤワになったもんさ。

ホテル近くの平和堂(そう、滋賀でスーパーといったら平和堂ですね)でおにぎりとサラダと枝豆と発泡酒を買い込んで
本日の旅程は終了。


次回に続きます。





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