のろや

善男善女の皆様方、美術館へ行こうではありませんか。

長野行その1

2016-09-05 | Weblog
今年は1週間連続で休みがありましたので遠出をしようという気にもなり、長野県は飯田市の川本喜八郎人形美術館へ行くことにしました。長いこと行きたい行きたいと思っていた美術館です。

飯田市川本喜八郎人形美術館

鉄道では行きにくい所なので長距離バスを利用しようとしましたが、帰省ラッシュのせいか京都→飯田便はすでに満席となっておりました。そこで青春18きっぷで名古屋まで出て、名古屋→飯田便に乗ることに。バス席の確保もビジネスホテルの予約もネットでさくさく完了。いやはや便利な世の中です。
20年来使っている旅行用のリュックサックを久し振りに引っ張り出し、最近は持っている人をあまり見かけなくなったデジカメのバッテリーをめいっぱい充電し、化膿しているできものの痛み止めに秘蔵のロキソニン5錠を携え、最寄りのJR駅から7:40発の便でのんびりと出かけます。

ラッシュ時ほどではありませんがそこそこの混みようで、大きなスーツケースを携えている人もちらほら。米原で乗り換えてからは座席に座ることができ、10:30に名古屋駅到着。午前中とはいえ太陽はかんかん照りで、京都に勝るとも劣らない暑さでございます。桜通口改札からてくてく歩いて名鉄バスセンターへ行き、中のコンビにで買った鮭おにぎりを頬張りつつ11:00の発車を待ちます。バスの中でご飯を食べるのは嫌ですからね。
バスは定刻通りに無事出発。斜め後ろに座っているおばさまと、そのお隣の席の飯田市出身らしいおばさま、たまたま乗り合わせた他人同士のようですが、早速なごやかに世間話を始められました。しばらくはおばさまがたの会話をBGMに窓外を眺めておりましたが、バスが高速に入ってしまうと両面壁ばかりで面白くありませんので寝てしまいました。

目が覚めると、交通事情で20分ほど遅れているとのアナウンスが。ともあれ、昼過ぎには飯田市に着きました。斜め後ろのおばさまがたは既に10年来の知己のように親しげなご様子。しかし片方が目的地に着いたこととて、親戚一同へのお土産らしい紙袋を手に、爽やかに別れの挨拶を交わして降りてゆかれました。ワタクシも後に続きます。

ほぼ真上から照りつける太陽の下、徒歩で美術館へと向かいます。
マンホールにはリンゴがあしらわれております。


ゆるい坂道を下って、上って、10分ほどで到着。ああ、ここに皆さんいらっしゃるのですね。
川本人形といえば、まず誰をさし置いてもまず孔明先生でございましょう。代表作なだけあって、至る所に顔を出して来館者を迎えてくださっております。


よく見ると他の面々も。上から『平家物語』の清盛、『三国志』の関羽、『花折り』の小坊主、『死者の書』の郎女(いらつめ)。

階段を見れば「川本喜八郎」と「人形美術館」の間には三国志人形のシルエットが描かれております。
しかも一つ一つ違う。

方天画戟を構えているのは呂布ですね(賈華だったらびっくりだ!)。その上の段にいるのは貂蝉。ううむ、実に正しい位置関係です。

階段を上り切ると、おや、奥の方に誰かいらっしゃるようです。


次回に続きます。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿