元ベース弾きの田舎暮らしは

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オーディオは宝?ガラクタ?

2006年11月05日 | オーディオ
 昨日家族で娘達の音楽の記録(DVD)について話していたら、昔を思い出した。
娘の演奏会のDVDを何回も観るので娘とかみさんが「異常」だとのたまう。音と画像のソースは飽きさせないと思う。いつも新発見があるのだ。

 初めてオーディオらしきものに触れたのは、高校3年生だった。(40年前)それまで、家にあったのは、ラジオと「電蓄(デンチク・・電気蓄音機)であった。独身の伯父が、SP(LPレコードの前の世代)を聞くための手作りしたものだが既にガラクタ同然であった。SPは「りんご追分」や浪曲で興味がなかった。今思うと貴重品だったかも。
 その昔 ラジオを2台適当な間隔をあけて並べて、ステレオもどきの放送(NHK第一と第二の普通波)を聞いた気がするが、幻かも知れない。

 初めてのハイファイステレオは、宝物であった。当時「モジュラーステレオ」と言っていた気がする。チューナーやプレイヤーまでが一体だった。最初に聴いた「カルメン」のシンバルの音がリアルだったのをはっきり覚えている。学生オケのとき、専業メーカーのアカイのレコーダーを買ったこともあった。親父がその値段にびっくりしていた。

 学生時代はホンダのバイク「ベンリー」で配達のアルバイトをして、社会人になってからは給料の大半をオーディオにつぎ込んだ。
費やしたお金は半端な金額でなかったと思うが、惜しいなどとは思わなかった

 いろいろ遍歴をしたが、スピーカーやターンテーブル・アームはもう20年使っている。スピーカー(タンノイ)は数年前に職人さんに、ぼろぼろのエッジを新素材で張り替えももらって生き返った。雨上がりに、すごく良い音がする時間帯がある。湿度の関係であろう。深夜以外は窓を大きくあけ結構大きな音で聴く。そのときの窓から見るみどりの木々(隣の家の庭)とたっぷりのコーヒーは最高。近所には、事前にお断りをしているが、ピアノとオーディオでは迷惑だろう。スピーカーから出るピアノの音を娘の演奏と勘違いし、うまいと誉めていただいた時には赤面した。

 音楽は自分の人生において、大きなウェイトを占めており、それをいつでも聴かせてくれるオーディオは素晴らしい友達である。 この友達を調子が悪いから、自分の思い通りにならないからといって仲間からはずすのは自分にはできない。まずは調子の悪いところを医者(お店・メーカー)に看てもらう。お金がかかっても元通りになるのなら。みんな同じだが、自分自身も歳を取ってから高音が聞こえにくくなっている。自分もオーディオも変化するのです。好みの音に近いなら、音がどうだというより、何をどう聴くかが重要である。私は疲れない中域重視のシステムが好きである。

最近はシンフォニーよりピアノ曲が増えてきた。澄んだ音で聞くピアノは最高である。

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