彼岸に入った今日は、忙しい日曜日。
午前中は、宮司を迎え集落の「荒神祭り」。
午後は、菩提寺の住職の身内の葬儀。
我が集落で、昔から継続している「荒神祭り」。
域内にある小さな「社(やしろ)」三か所を巡回し、祝詞を挙げ感謝の日。
「五穀豊穣」と「家内安全」を祈願します。
そのあと「直会(なおらい)」。昔は多分、集落のビッグイベント?
公式に酒が飲める場であり、コミュニケーションの場だったのでしょう。
貧しい時代の集落は、多分「助け合う」ことにより生活が成り立っていた?
人々は裕福になり、相互扶助がなくとも生きていける時代に。
加えて 個人情報保護の「美名」は、付き合い方を大きく変えてきました。
全員参加の神社の氏子を拒否し、町内会不参加の人も急増。
物理的な過疎化だけでなく、精神的「孤独」状況は深刻です。
今日午後は、菩提寺の住職の身内の葬儀。
「神」との関係力と同じように、「仏」との関係も変化。
菩提寺のイベント参加は、高齢者が圧倒的。
「除夜の鐘」以外は、若い人の参加は少ないのです。
「墓終い」が増え、檀家数の減少や住職「無住」の寺院の増加も。
IJUターンの促進で、最近護持会の会長訪問も開始。
民生委員や老人クラブの会長、町内会長と共に地区の有力者である護持会長。
多くの役職を兼務している人が多く、貴重な意見や情報もあります。
「コロナ」の影響で、変化したのが葬儀の在り方。
「家族葬」が増え、会葬者も減少?
通夜や葬儀後の会食は、ほとんどありません。
また 遠隔地の親戚や友人の会葬減少で規模は縮小。
葬儀場のマネージャーは、変化ぶりをレクチャーしてくれました。
後期高齢者の仲間入り寸前の私。
毎日 事業者や役職者を訪問する日々。
多くの人に面談し、刺激を受けています。
実態を嘆くだけでなく、解決方法の模索のヒントもありそうです。
画像 荒神祭り 集落のメンバーが宮司の祝詞を (数年前)
慈眼寺 菩提寺 この寺の護持会長拝命4年目