元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
音楽が縦軸の人生
就職相談・紹介が「天職」

「荒神祭り」

2022年03月21日 | ふるさと

彼岸に入っても、肌寒い昨日。

集落のイベントである「荒神祭り」実施。

「五穀豊穣」と「家内安全」を祈念し、祝詞奉納の祭りです。

 

集落の「集会所」に祭壇を設け、宮司の祝詞で開始。

全員で集落の三か所の「小さな社」を巡ります。

日常生活を営む集落内も、この日は「神」を意識する祭。

 

お神酒と会費で賄う「弁当」のささやかな直会(なおらい)。

コロナのリバウンドを警戒し、弁当は開けずに持ち帰り。

昔は宴会に発展する集落の「ビッグイベント」だったのでは・・。

 

宮司に聞くと、町内の大半の集落単位で開催している「荒神祭り」。

我が集落は春開催だが、秋の収穫後の開催も多いとか。

宮司のスケジュール調整も大変そう。

 

   

 

集落のコミュニケーションの場は、減っています。

全員参加だった「自治組織」も不参加の戸数が増加。

「助け合う」必要がなくなるほど豊かになったのか?

個人情報保護の「美名」のもと、他人への関心も低下?

10年前と比較すると、地域内の氏子数は2割減少です。

 

子供の頃は、回覧板は必ず手渡し、もしくは口頭の「言い伝え」。

建築様式も、玄関内にあった土間と小さな縁台が消えたこと。

それぞれの家庭の「ポスト」設置は、便利にはなったが、会話は消滅。

 

   

 

仕事で、新設法人・民生委員・老人クラブ会長・地区の世話役を回る日々。

70歳を超えた私は、強引に遠慮なく個人情報を聞き出すことも可能。(笑)

初めは訝る人たちも、30分立ち話をすると、「知り合い」に。

 

「子供はどこに?」と消息を聞き、女性だと「どこから嫁に来たの?」

「Uターン者」を探していると話すと、9割の人が応えてくれます。

聞く前に私の個人情報をまず開示、「娘4人が、全員東京です。」と。

 

   

 

転勤族だった昔、西新宿に徒歩通勤をしていた夜。

「祭りの夜店」に出会って、驚いた経験も。

「え?新宿で祭りがあるのか?」と。

 

東京人は「イベント好きなのか?」「人恋しいのか?」

生粋の東京生まれよりも、地方からの上京組が大多数の東京。

何故か「ホッ」とした記憶です。

 

独りでは「生きていけない人間」、誰かと「繋がりたい」私です。

(かみさんは、一番大切な同志です。念のため・・笑)

 

画像    宮司と近隣の人たち 集落の小さな社の一つで祝詞を

      交差点       集落唯一の信号機

      土人形       法人の事務所、販売の土を固める薬剤のサンプルとして

      夜店        西新宿の祭りの夜店  もう10年以上前の通勤路付近

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする