彼岸に入っても、肌寒い昨日。
集落のイベントである「荒神祭り」実施。
「五穀豊穣」と「家内安全」を祈念し、祝詞奉納の祭りです。
集落の「集会所」に祭壇を設け、宮司の祝詞で開始。
全員で集落の三か所の「小さな社」を巡ります。
日常生活を営む集落内も、この日は「神」を意識する祭。
お神酒と会費で賄う「弁当」のささやかな直会(なおらい)。
コロナのリバウンドを警戒し、弁当は開けずに持ち帰り。
昔は宴会に発展する集落の「ビッグイベント」だったのでは・・。
宮司に聞くと、町内の大半の集落単位で開催している「荒神祭り」。
我が集落は春開催だが、秋の収穫後の開催も多いとか。
宮司のスケジュール調整も大変そう。
集落のコミュニケーションの場は、減っています。
全員参加だった「自治組織」も不参加の戸数が増加。
「助け合う」必要がなくなるほど豊かになったのか?
個人情報保護の「美名」のもと、他人への関心も低下?
10年前と比較すると、地域内の氏子数は2割減少です。
子供の頃は、回覧板は必ず手渡し、もしくは口頭の「言い伝え」。
建築様式も、玄関内にあった土間と小さな縁台が消えたこと。
それぞれの家庭の「ポスト」設置は、便利にはなったが、会話は消滅。
仕事で、新設法人・民生委員・老人クラブ会長・地区の世話役を回る日々。
70歳を超えた私は、強引に遠慮なく個人情報を聞き出すことも可能。(笑)
初めは訝る人たちも、30分立ち話をすると、「知り合い」に。
「子供はどこに?」と消息を聞き、女性だと「どこから嫁に来たの?」
「Uターン者」を探していると話すと、9割の人が応えてくれます。
聞く前に私の個人情報をまず開示、「娘4人が、全員東京です。」と。
転勤族だった昔、西新宿に徒歩通勤をしていた夜。
「祭りの夜店」に出会って、驚いた経験も。
「え?新宿で祭りがあるのか?」と。
東京人は「イベント好きなのか?」「人恋しいのか?」
生粋の東京生まれよりも、地方からの上京組が大多数の東京。
何故か「ホッ」とした記憶です。
独りでは「生きていけない人間」、誰かと「繋がりたい」私です。
(かみさんは、一番大切な同志です。念のため・・笑)
画像 宮司と近隣の人たち 集落の小さな社の一つで祝詞を
交差点 集落唯一の信号機
土人形 法人の事務所、販売の土を固める薬剤のサンプルとして
夜店 西新宿の祭りの夜店 もう10年以上前の通勤路付近