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元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
音楽が縦軸の人生
就職相談・紹介が「天職」

「稲の穂」と「人間ドックの検診結果」

2017年08月20日 | 農業
盆を過ぎ、稲穂が出てきました。

自然のスケジュールは正確そのもの。昨年より2~3日遅いだけ。
コシヒカリや秋田こまちに比べ、わが家の晩稲の「きぬむすめ」がようやく白い稲の花。
二反五畝の田んぼは青々と成長し、秋の収穫が待たれます。

冷夏・長雨で不作予想の東日本に比べ、酷暑の岡山県の稲作は順調。
水不足もなく、あとは台風が来ないことを祈るだけ。
無農薬の米を待つ娘や孫、親戚・知人・友人たち。

今年のお盆は4人の娘が誰も帰省しませんでした。
少し寂しさはあったものの、元気でいることは嬉しいもの。

早めに帰省した弟との兄弟での墓掃除は久しぶり。ずいぶん助かりました。
40もの墓石の「花立ての筒」の水洗いもスピードアップ。
大きからず、小さからずの墓石の大きさは堅実な先祖たちの象徴です。

10代前の先祖を計算してもおよそ1000人。両親・祖父母・曾祖父母・・・。
このうち誰かが欠けても私は生まれなかったことを考えると、私の存在は「奇跡?」。
逆に私の10代先の子孫も子供二人づつなら1000人になる計算。
DNAの継承は「人の生きる意味」かも。「生き方」が問われます。

     

先月受診した「人間ドック」の結果報告書が届きました。
服薬中の軽度高血圧と中性脂肪の治療は継続してくださいとのこと。
そのほかは異常なしとの「ご託宣」。ホッとしました。

通常の検査に加えての、脳ドック・胸部マルチCT。腹部超音波・腫瘍マーカー等々。
検査費用6万円超も、「安心料」と思うことに。
ただ喫煙と体重軽減が課題との「チクリ助言」も。

もうすぐ69歳の体調としては上々でしょう。
夕方には疲れるけどフルタイムの勤務が可能なことに感謝です。
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最も過酷な農作業

2017年05月24日 | 農業
田植えを10日後に控えたこの時期。
米つくりの農作業の中で最もきつい「工程」を2日間実施。

田植えのため注水するとき、まんべんなく水を廻すための「水路」を掘ります。
畔に沿って土を掘り起こす力仕事。
およそ500mの気の遠くなるような距離を人力で、

トラクターで「荒起こし」してある場所は、砕かれた土のため鍬もすんなり入ります。
しかし 小回りの利かないコーナーや湿地は、シャベルが必要。
まず 全体重をかけ垂直に切れ目を。そのあと45度の角度で斜めにシャベル。
そして土を取り除きます。

コンクリートの畔でないところには、事前に「畔シート」の埋め込み作業も。
高さ40センチの化成品の波板を地面に垂直に。
深く掘った溝に波板を埋め、根元に土かけて足で踏み固めます。

農作業も、体力のある最初は、軽い作業に思えるもの。
しかし ものの10mも進むと息切れ、足腰に堪えます。
いつも悩むのは、作業の進め方。

早く仕上げてゆっくり休むのか?
はたまた ゆっくり、ゆっくりと体力を温存しながら進めるのか?
近隣のベテランの人を観察するとほとんど「ゆっくり」派。
スピードより持続性を求められるのが農業かもしれません。

「お父さんの作った米は美味しい。」との娘たちの一言のために続ける米つくり。
知人の「ありがとう!」の声も励みです。
素人の米つくりも8年目、でも毎年「新人」。

一年に一回の作業はすぐ忘れてしまい、前年のことなど覚えていないから。
でも 義務でなく「趣味の農業」は続けられます。
成果が目に見えることが農業の醍醐味でしょう。

先日 岡山のローカル紙「山陽新聞」に私のことが載りました。
新見市のUターンの就職相談員としての紹介。
短い取材時間にしては大きな扱い。顔写真も掲載され、驚きました。

会う人ごとに「新聞見ましたよ!」「載ってましたね!」との反応。
しばらくあってない人からもわざわざ電話で連絡も。
プレッシャーもあるものの、期待されていることも実感。

68歳という年齢で、お役に立てることは幸せなことと実感しました。
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収穫の秋  米・栗・柿・ブドウ

2015年10月15日 | 農業
先日 稲刈りが半分終わりました。
残りを刈らないと、最終的な収穫量は、まだわかりません。
専門業者の乾燥・袋詰めが終わりしだい、我が家に届くはず。

近隣の農家は今年は不作でした。
特に早生の「あきたこまち」は長雨で倒伏が多く、稲刈りが遅れました。
倒れると乾燥せず、光が当たらないため成長も悪く、ぬかるんでコンバインも苦戦。

幸い我が家の品種「きぬむすめ」は晩稲のためか、倒れもせずやや良の成育?。
買い取り価格も、最悪の昨年より、一俵2000円アップらしい。
農業の意欲を萎えさせる昨年の米価の大幅ダウン。TPPもあり不安の昨今。

私のような、趣味の米作りは気分的に楽です。
昨日発表の特A米(うまみ成分が最高評価)に鳥取の「きぬむすめ」が選ばれました。
数年前からこの品種を作り始めて良かったと思える高評価。
冷めても美味しいのが特徴。ただ早稲の多い地区のため水調整の必要がありますが。

農協への出荷でなく、知人・友人への贈り物として米作りを今後も継続予定。
多くの人に喜んでもらえる「自己満足」の米作りです。



今年は、果物も豊作。栗や柿は見たことのない出来。
枝が折れそうなくらい実をつけた柿の木は圧巻。
栗も渋皮煮を今年は堪能。かみさんが三回も作り、子供たちに大好評。
ぶどう園からもらった、皮ごと食べるマスカット「桃太郎」やシャインマスカットは大粒。
その上 房が大きく、ずっしり重く、前年より10%は増量?。しかし価格は横ばい。

知人の農園から、ブドウを全国に発送してもらいました。
娘たちには、わが家から宅配で。
受け取った人から感謝の電話やメール。みんな期待して待っていた様子。
末娘は、職場におすそ分けして感謝されたとか。

田舎に住み、農業の真似事でリフレッシュ・リハビリ中の私。
旬の野菜や果物で田舎暮らし満喫です。たまには肉が無性にほしくなりますが…(笑)


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「稲の花」とライブ「福山雅治」withピザ

2015年09月03日 | 農業
私の作る稲の品種は、晩稲の「きぬむすめ」。
6月初めに田植えをし、10月に刈り取ります。
お盆以降に穂が出始め、9月に入って穂が揃いました。

近隣が植えている品種は、主に「秋田こまち」や「コシヒカリ」。
これらの品種は、早い所ではもう稲刈り開始。
8月の長雨や台風で、稲が倒れている田んぼの多いこと。

穂の軸がまだ蒼く柔らかい場合、強い雨や台風で倒れます。
肥料のやり過ぎも良くないらしい。

穂の出始めに、小さく白い稲の花が一粒の実ごとに咲きます。
わずか数時間の命の花ですが、この開花は重要です。
田舎でないと見られない風景、田んぼの稲の成長過程のひとこま。

         

先週の日曜日の午後、かみさんに付き合って福山雅治のライブ鑑賞。
福山にとって、雨のふるさとでの凱旋コンサート。
これを見るためにWOWOWに加入したかみさん。
もう40歳台なのに精力的に歌い、ギターを弾く福山。

夕食時のため、かみさんが準備したのがピザ。
生地から作ったピザは美味しい。冷凍物とはひと味違います。
私はたっぷりタバスコを掛けましたが。
長丁場のライブのため大判二枚を二人でぺろり。

トッピングは我が家の畑で取れた、ナス・ミニトマト。
私の好きなソーセージもたっぷり。

4時間のライブには、少々疲れました。
でも雨の中でがんばる福山には脱帽。

毎年東京の福山のライブを欠かさないかみさん。
でも今日は、自宅でライブ鑑賞。本当は長崎に行きたかったのでしょう。
ファンクラブに入り、毎日車で聴いているが、今日は姿を見て大満足?
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田舎の盛夏

2015年08月02日 | 農業
多分 この夏で一番暑い日々の続く月末・月初。
朝の室内温度27度、ついついエアコンのスイッチを。

今 米つくりに欠かせない「土用干し」作業の真っ最中。
これは、田んぼの水を全部落とし、カラカラに乾かすこと。
理由は三つ。
 稲穂の実らない茎を作りにくくするため
 再注水により、しっかりした根を作るため
 秋の借入時、コンバインが沈まないよう固くするため

あと二週間ほどで稲穂が出始めます。「稲の花」が咲く季節。
ほんの数時間の開花は、はかないが大切な工程。

県道横の畑には、ヒマワリやコスモス・ダリアを植え、通行人に楽しんでもらいます。
作りすぎて食べきれない野菜を作るより、夏を感じるヒマワリが喜ばれます、
花作りを期待する通行人や散歩の人たち。

仕事のない土曜日・日曜日の日課は、草刈り。
混合油のエンジンで、回転刃か、グラスファイバーのワイヤーを使用。
石垣周りや石の多いところはワイヤーが有利。
しかし、草の汁で作業着は真っ蒼。洗濯が大変。

今年珍しい中元も届きました。
アップルマンゴーや高級牛肉。しばしリッチな気持ちにさせてくれます。
何より嬉しかったのは、母親への娘たちからの大きなギフト。
最新型のレンジと炊飯器。

ケーキ作りの好きな母親(かみさん)がほしがっていることを娘は知っていました。
また私たちの作った米をもっと美味しく食べてほしいと思ったらしい。
レンジを送ることを、黙っていて、驚くかみさんへのサプライズは大成功。

母親を想う娘たちに感謝です。
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7月の田舎は

2015年07月15日 | 農業
梅雨も終盤。それにしても暑い毎日。
ただ 今週末には台風襲来で荒れるらしいが。

この時期田んぼの水の増減には気を遣います。
雨量が多いとオーバーフローし、土や栄養分が逃げることも。
逆に大雨と思い、水路を遮断すると、意外に降らずに蒸発により減水。

もうすぐ完全に落水し、「土用干し」の予定。
稲穂のできる有効分けつを過ぎて、株が張りすぎるのを防ぐため。







野菜畑は、カラスなどの被害を防ぐために、周りに柵を立て、テグス張り。
反射テープも使い、トウモロコシやトマトを守ります。

今年もきゅうりは豊作、食べきれず、非農家にくばります。
トウモロコシは、成長が止まり、丈が短く少し心配。
でもひげが濃くなりもすぐ食べごろ?
ナスやピーマンは今からが本番。ナスの漬物は大好物。





野菜以外に観賞用のひまわりやダリア・コスモスを県道側に。
開花が早かった昨年は、地元のテレビが取材に来て放映されました。
食べ切れない野菜作りより、通行中の人々に楽しんでほしいから。

土日の休日は相変わらず草刈り。耕作放棄地や田んぼの畦や、裏山など。
Uターンした当時は、体力も無く、ものの1時間でダウンしていた私。
今は水を取りながら、4~5時間は刈れます。
体の使い方やコツがわかってきたのと、充実感が湧いてきたからでしょう。

東京に住む娘たちに、コメや野菜をたまに送ります。
おいしいと言ってくれる人がいる間は頑張らなくては。

庭には、芙蓉の花やアジサイが満開。田舎暮らし満喫です。



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田植えと「スズラン祭り」

2015年06月08日 | 農業
田植えが終わりました。
農業は、毎年が初心者の私。経験が積み上がらない素人です。

耕作面積は、2反5畝。作っている品種は「きぬむすめ」。
植え付けや刈り取りが、昔のタイムスケジュールと同じです。
ゴールデンウィークに田植えをし、9月の稲刈りが通常になった昨今。
独り取り残された感のある米作りですが、近隣の作業を真似ることができるメリットも。

弟や妹も手伝いに来てくれました。といってもそんなに人出は要りません。
プロの専従者が、田植え機で植え付けてくれるから。
年間に払う経費は結構掛るもの。苗代・肥料代。耕運・田植え・稲刈り・乾燥などの作業代。
最初から赤字覚悟の米作り。

厳しい農作業や経費倒れの米作りは、「趣味」の世界。
美味しいと言ってくれる娘たちや友人の笑顔のため。
それに農作業は、私の唯一の体力強化のリハビリかな?
草刈りも含め、もし農業がなかったら、体を動かすこともないでしょう。



田植えが終わり、ホッとするタイミングで開催の「スズラン祭り」。
地元のビッグイベントです。
普段見たことのないくらいの人出。
ステージでの催し物や屋台が出て結構にぎやかです。

昔 田植えが終わると皆で集まり「一杯飲む」風習の拡大バージョン?
見知った顔が多い屋台の人達。
「山菜おこわ」を買いました。少し堅めでしたが懐かしい味。

次の日曜日は東京に行きます。
次女の結婚式です。
看護師の娘が上司の勧めで内科医と縁ができました。

東京の宿泊予定は、屋上に「ゴジラ」の居る新宿のホテル。
かみさんが好奇心から、どうしても泊まりたい新しいホテルだとか。
四人の娘たちや孫に会うのが楽しみです。
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厳しい5月の農作業

2015年05月18日 | 農業
この二日間の農作業は過去7~8年で最も過酷なものでした。

それは田んぼの周辺部に溝を切る作業。
田んぼに注水する時、まんべんなく水を回すために必要な溝。
延べおよそ500mに亘る「力仕事」です。

「荒起し」と呼ばれる耕運はすでに2回してあるものの、掘り起こしてない部分も。
石垣やコンクリートの畔(あぜ)際が固くなっているため、スコップで土を取る作業。
垂直にスコップを立て、全体重を掛け、突き立てます。
あとは斜め45度で土をすくい取り、鍬でならす作業。

     

コンクリートでない畔道の低い部分には、「畔シート」と呼ぶ波板状の化製品の埋め込みも。
より深く掘り、シートが倒れないように足で踏み固める作業も50m。

二日間で延べ9時間、もっとも3時間は休憩。休み休みでも腰と肩が重い。
10日ほど先の田植えに備えて、今週末 水を入れ、土と水を馴染ませます。
農業の「土木作業」の出来ない体と年齢になったことを痛感。

畑のほうは夏野菜の苗の植え付け。
10日ほど前に、畑をアルカリ性にするため「セルカ」をいれ、土壌改善。
3~4日前に堆肥を入れ、小型耕運機(管理機)で耕運。

     

     

トウモロコシ・なす・キュウリ・ピーマン・トマトなどおよそ30本。
畝(うね)を作り、穴を掘り水をたっぷり含ませ、根付きを良くする肥料を底に入れます。
娘たちが帰省した時、朝採りの新鮮野菜を食べさせたいものです。

田んぼも畑もほぼ無農薬(稲の苗の消毒と田植え時に少し雑草除けは撒くので)。
義務なら楽しくない作業も、趣味の世界なら苦しくてもできるというもの。
一年に一回の稲や野菜作り。80歳まで、あと十数回しかチャンスはありません。

休日しか作業できない「サラリーマン農業」。
なにもせず体力温存の休日より、疲れるけど農業は達成感があります。
「収穫という成果」が自分の目の前で確認できるからです。
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「ようやく咲いた稲の花&施餓鬼法要」

2014年08月21日 | 農業
広島の災害に「自然の猛威」を見ました。
亡くなられた方に、哀悼の意を表します。

前職の新入社員時代に、安佐南区に住んだことがありました。
独身時代、「寮」扱いの中層のマンションに同僚と一緒に。
当時も静かな住宅街、しかしもっと平地で、山側の開発はまだ進んでなかった記憶が。

災害をもたらすのも自然、収穫をもたらすのも自然です。

毎年盆頃には、出る稲の穂が、今年は遅れました。
やきもきしましたが、一昨日から穂が目に映りました。
籾一粒一粒から出ている「芸術的」な、ミニチュアのような白い花。
この花の命はわずか数時間。

田んぼの穂が一斉に出揃うために、稲が吸い上げる水は大量。
そのため取水口は全開。
もう一月たたないとわからないけれど、背丈の伸びた稲は、豊作の予感。
刈り入れが楽しみです。



盆過ぎの日曜日、菩提寺の「慈眼寺」にお参り。
曹洞宗の檀家の我が家、住職から声を掛けられたためですが・・・。
準備したのは「お布施」と米一升、位牌堂の先祖へのお菓子などなど。

寺に着くと受付があり、お寺の総代が世話役。
見回すと見知った顔が、ちらほら。

なんと七人の僧侶による「施餓鬼」法要の開始です。
檀家の人たちおよそ60人。ほとんど壮年以上。
初盆を迎える檀家の名前・戒名を次々に読み上げます。
それ以外は、名字に続き、「・・・先祖代々」の省略。
経を読む声が、男声合唱のようで眠気が増します。

お寺とは「厳かで懐かしい」存在に感じます。
私も来世に近づいた証拠でしょう。
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岡山県北で「パパイヤ&バナナ」を露地栽培?

2014年08月09日 | 農業
珍しい求人が、岡山県新見市に出ています。
冬には雪も積もる岡山県北で「パパイヤ」「バナナ」を作るとのこと。
その農作業を16万円~20万円で募集。
まさかこの地でこんな求人が出るとは。

過疎のため田んぼや畑の遊休地があちこちに。
生え放題の雑草より、土地の有効活用をと、考えたのでしょう。
今日も台風が近づきつつある日本。でも岡山県にはしばらく来ていません。

温暖な岡山は、いま果物であふれています。
桃は、今から盆まで最盛期。今年は一段と甘い桃。最高は糖度17度とブドウ並み。
ブドウは秋まで、ピオーネはじめ多くの種類が楽しめる季節。

しかしまさか、パパイヤやバナナを作るという発想は驚きです。
熱帯の果樹を品種改良したもの。国内初の試みらしい。

予定されている土地は、隣の地区の友人の田んぼ。
小学校からの同級生。県外に出たままUターンは、しないらしい。
地元に残る人が少ない土地で、珍しい果樹の栽培は明るいニュース。
是非成功してほしもの。

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「土用干し」

2014年07月30日 | 農業
米作り農家にとって、真夏に重要な「水管理」の作業があります。
それが「土用干し」。
今までひたひたに入れていた田んぼの水を抜き、稲の根本を空気に触れさせること。

稲の「分けつ」(茎の本数増加)を抑え、実のつかない稲穂を減らすことです。
もう一つは、秋にぬかるみを作らず、コンバインなどの動きをよくするため。
干す度合いは、表面に軽いクラック(ひび割れ)が出来るくらい。

取水口近くとそれ以外の田んぼの稲は生長のスピードが異なります。
冷たい水がよく当たる場所の稲は、成長が遅く、暖かい水が多い場所は十分に伸びている稲。
同じ田んぼでも、一様に成長してくれません。

土用干し開始のバロメーターは、茎の本数。
でもどの場所の稲の本数を数えるのか、難しいところです。
我が家は毎年7月末に「土用干し」を開始、隣の早生の田んぼはもう穂が出ています。

通常「土用」と言えば「ウナギ」が連想されます。
しかし晩稲を植えた農家は「土用干し」が真っ先に浮かぶのです。
素人農家の私にとって、大切な農作業です。
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「田植えが終わりました」

2014年06月03日 | 農業
ようやく「田植え」が日曜日に終わりました。

休日しかできない農業。サラリーマンとの兼業は忙しいもの。
季節や天候により、おのずとスケジュールは確定。
「今しかできない」というタイミングが農作業にはあるのです。

米作りにも当然ベストタイミングがあります。
「荒起し」という田んぼの耕運二回。
畔の補強のための深さ40㎝「畔シート」の埋め込み。我が家でおよそ50m。スコップで土と格闘。
田んぼの水回りを良くする、外周の手掘りの「土おこし」。これが米作りで一番きつい仕事。
二反五畝の3枚の田んぼ、外周数百メートル。気が遠くなる距離。



水を入れて代掻き(しろかき)など二回。ぬかるんだ泥田に入り除草剤の散布。
田植え機用「苗箱」50箱の水散布が朝晩二回を田植え一週間前から欠かせません。
田植え当日に、田んぼの外周に並べ、次々に田植え機に装填。

田植え終了後、待っているのは「植え直し」。
田植え機が植えられない田んぼのコーナー部分や、植え残した場所に手作業で苗を植えます。
そして重要なのは水の量の管理。多くても少なくても苗の定着に影響。
少ないと田んぼの表面が乾き、多いと熱いお湯並みの水が「苗を茹でる」のです。「水稲」たる所以。
苗箱を洗い終わりようやく田植えが終了。



弟と妹が手伝いに帰省してくれました。大助かり。
やっぱり家族です。かみさんはお茶やご飯の準備。

機械による作業は、専門家にお願いしました。我が家には「田植え機」がありません。
二反五畝の田んぼでは、機械の償却もできない規模。投資できません。
荒起しから代掻き・田植えなどの支払い金額はおよそ10万円強。
秋の刈り取り、乾燥、袋詰めがおよそ8万円。
苗代、肥料・除草剤など6万円強。しめて24万円。私の日当は入れずにトントン。

趣味としての農業は最高。自然と触れるチャンスであり、心地よい汗を流せます。
事業としての農業は採算が合いません。

でも働けるうちは多分米作りは継続するでしょう。
「美味しい」と言ってくれる家族や友人・知人の声がある限り。
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「カラス対策ーテグスが有効?」

2013年08月08日 | 農業
最近畑の野菜が食い散らされています。
トマトやナスが半円球状に皮だけ残され、中身がない状態。
とがった口でないと不可能な食べ方。

鳥類に襲われてできた可能性が高いと判断。
そういえば、朝からカラスが鳴き、飛びまわっているのをたびたび目撃。
小さな鳥でなく、カラスの仕業に違いありません。

そこでホームセンターに行き「対策グッズ」を購入。
一番オーソドックスな鳥除けの網。
次に金と銀色のテープ。ひねって光を反射させるもの。風があると効果的。
そして、安価で確実なテグス(釣り糸)。

最近猿に襲われ、全滅したトウモロコシ。
少し時期をずらし植えた二番手・三番手のトウモロコシを守りたい一念。
栄養があり、甘いものはカラスの絶好のターゲット。

対策として、ネットで調べて有効そうなテグスを試すことに・・・。
昨日と今朝がた杭を打ち支柱を立て、トウモロコシを長方形に囲います。
2mほどのポールの上部と足元50cmに数本のテグスをぐるり回しました。
羽が触れると恐怖感を持つと言われるカラスへのテグス効果は確かめたいもの。

獲物のを目掛けて急降下するのでなく、近くに降りて地面から攻撃するとの話。
依って間隔を20センチ程度取ったテグスの「檻」が有効か?
空を飛ぶため 満腹の食いだめでなく、毎日少しづつ食べるカラスの習性。
3日も食べないと死ぬとも言われています。

バサッと「網」をかけるより、見た目「日常性」を保てる「テグス」。
その効果を数日間確かめるつもりです。




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「田植え準備」

2013年05月21日 | 農業
週末の土日と非番の月曜日、計3日で田植えの準備のそのまた準備。
専門家による「トラクター耕運」と「代かき」の間の作業です。

まず畔と石垣の草刈り、草取り。
草刈り機に給油2回でフル運転。
溝に落ちた草で水路が詰まらないように、かみさんがすくいます。

日曜日は大雨、合羽を着ての作業。
畔に沿って、水の流れやすいように土をすくい上げ、田んぼの中に仮水路を作ります。
これが重労働。機械化のこの時代に手でしか作業できないとは・・・。
雨でぬれた土が重く、鍬の重さが堪えます。その上粘った土も鍬にベッタリ。
雨と汗で体に衣服がくっつき、気持ち悪い状況。

最終日、コンクリート以外の畔に沿って、「畔シート」を埋めます。
せっかく貯めた水が、低い畔からオーバーフローしないための波板状のシート。
高さ40センチのシートを埋めるため、スコップで掘り起こすことおよそ40メートル。
そこにシートを置き金具や土でシートが浮かないように固定。
5月とは言え、7月並みの暑さ、上下汗でびっしょり。熱射病になりそう。

最後は肥料散布。と言っても手作業。小さなバケツに分けて撒くのです。
この肥料は、田植え時と出穂期に効くように設計された優れもの。少し高価ですが。
20キロ入りが5袋。計100キロを撒きました。
花咲爺さんの要領で、歩きながら・・・。バケツを持つ手もしびれてきます。
粗密ができないように、目見当ながら注意深く撒きます。。

最後に水路から、大量の水を流し込みます。
砕かれた田んぼの土が、水を大量に吸い込むため、なかなかスムースには流れません。
またモグラの穴も10箇所以上。足で踏んだだけでは穴はつぶれません。
草ごと土を穴に押し込みふさぎます。

一日半はかみさんと共同作業。独りでは萎えそうな気持ちを互いの存在が支えます。
特に雨の日の土おこしに、かみさんが頑張りました。
農業をしたことのない彼女ですが、この作業が正念場とわかったようです。
作業後の風呂上がり、飲んだビールの美味しかったこと。
3キロ減った体重ですが、すぐ元に戻りそうです。

画像  昨年の代かき風景、手前は植える前の苗
     運転者は私ではありません
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「稲刈り」

2012年10月09日 | 農業
今年の稲刈りも無事終了。

近隣の稲刈りはとっくに終わり、我が家の田んぼのみ稲が残っていました。
植えつけた品種が「きぬむすめ」という晩稲。
周囲が植えていたのは、「コシヒカリ」「あきたこまち」が大半。

コンバインを持ち込んで刈ってくれたのは、近隣のプロ。
私は、田んぼのコーナーの稲を少し手刈ります。
コンバインの小回りの利かない部分は人力で。

一定量を刈ったコンバインから、別の運搬車にパイプを通じて移します。
この作業も昔は、人力で袋による移動をしていたため、結構重労働。
乾燥作業も外部委託。昔は「はで」での自然乾燥。

秋晴れなのに、雨がぱらつき慌てました。
一瞬 低い雲が湧いたらしい。
濡れたモミは機械を詰まらせます。ビニールシートで緊急対応。

昼食は、青空の下でござを敷き、ピクニック気分。
おにぎりや稲荷ずしは最高の味。「秋の空気」が「おかず」だから。

収量は昨年に比べ、若干少なめ。
それでも我が家で食べるには多すぎます
新米を知人・友人・親戚・職場に配り、喜ばれるのも、農業の喜びです。
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