野の花ガーデンblog

野バラが大好きのんのんです。植物と一緒の暮らしを楽しんでいます。

ブルノニーと似ている野バラ

2016-05-28 18:58:28 | 観察
ロサ・ロンギクスピス

別名にRosa moschata var yunnanensisとか、Rosa yunanensisというのがあって
すごく興味しんしんですが、中国の西南部(雲南、四川、貴州、インド北部にも)
広く分布していて変異の幅が広いらしいですね。
花の数が4-5花から10花とか、、その中でも花の多い変種がシノウィルソニーということでしょうか。
香りについてはある本に「バナナ」と書かれていたりして
気になっていますが、粉っぽいムスク香の陰にノイバラ香が混じったという感じかな、、
良い香りだけどバナナとは思えないままです。



ロンギクスピスよりもっと花つきがよくて豪華なのが

ロサ・ムリガニー
ジョージフォレストが雲南省で採取したということで中国のバラなのですが、
この名前は中国植物誌には載ってなくて、あれこれ想像しています。
この花もフルーティな香りとか、バナナの香りと書かれていたりもしますが、
私の株は頭がくらっとするような強いノイバラ香です。
時によって香りは変化するのでいつか違う面を知る日が来るかなと楽しみでもあります。


今年はブルノニーの花がたくさん咲きました。
実生10年目、本来の姿が出た頃でしょうか。

日当たりが好きなようで、木の上から咲き始めます。
(2階の窓から見られるように植えたらよかった・・)


Rosa moschata var.nepalensisということで香りの確認が夢でした。
ロサ・モスカータの香りとはちょっと違いますね。
もう少しダマスクにあるようなスパイスが効いている気もします。
やさしくて暖かい、元気が湧いてくるような、うれしい香りです。


長い枝の先に咲く花は枝垂れて

咲き始めはクリーム色で、花粉が金色、
こういう姿もかわいいですね。


ブルノニーとムリガニー、ロンギクスピスの花枝を切って
花房の大きさを比較をしてみました。

右がブルノニー

左はムリガニー、
中と下の2つはロンギクスピスです。

ブルノニーは「複傘房薔薇」というだけあって、花房がいくつも重なっています。
花梗が長いのですっきりして花がきれいに見えますね。
ロンギクスピスは花梗が短いのでぎゅっと詰まった感じ、
しかも枝が斜めに伸びるので、花瓶に挿そうとするとくるくるまわって収まりません。
その点ムリガニーは直立する枝もあるので花瓶に挿すこともできます。
でもぎっしりと花がつく感じはロンギクスピスと似ていますね。
関係があるのか、違うバラなのか、じっくり比べてみたいなと思いました。












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2 コメント

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Unknown (すみごん)
2016-06-01 18:31:56
こちらではかなりお久しぶりです(^^;)

白一重の野生種といっても数々あって・・・
それぞれに個性があって比べる楽しみもありますね。
私は中でもブルノニーが好きですが、どう考えてもベランダで育てるバラではありませんねー
すらりとした葉がなんともいえません。
先日草ぶえの丘に行ったら、ブルノニーのハイブリッドであるラ・モルトラがいつもながら見事でした。
ブルノニーよりも伸びるバラのようで、枠に治まらない奔放さがいいなぁと思いました。
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すみごんさん、こんばんは (のんのん)
2016-06-01 19:34:18
ブルノニーは大きくなりますが、育てがいのあるバラですね。
香りもいいし、花も上品で枝ぶりも美しいです。
草ぶえにはモルトラがあるんですね。あの花はまた格別ですね。
入手できるなら育ててみたいバラの筆頭です。


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