シマツユクサ(Commelina diffusa Burm. fil. )
とてもとてもちいさなツユクサです。
もともとは南のほうで分布していたものらしいですね。温暖化の影響で北上してきたのでしょうか。
徳島にはいつ入ったのか分からないのだそうです。いつの間にか移入して広がっていたものらしく、私の庭にもいっぱいあります。
そのわりに、植物学者の間では話題になってなかったそうです。そんなこともあるんですね。
わたしも言われて初めてこのツユクサが進入していることに気がつきました。
オオボウシバナ(大帽子花、 Commelina communis var. hortensis)
大きな花です。
花びらがひらひらしていいます。
ツユクサの栽培変種で、アオバナ(青花)と呼ばれているものです。
種が落ちて毎年自然に咲いてくれますが、普通のツユクサみたいにはびこることはありません。
畑で栽培したらすごく大きな株に育つようですが、こぼれダネなのでいつも何かの下に紛れ込んでぽつりぽつりと咲いています。
今年は花数が多いです
この花びらを集めて京友禅の下絵を描く青花紙を作るのですね。
その紙を水に溶かして筆につけて、下絵を描いているのをテレビで見たことがあります。
江戸時代中期には栽培されていたようで、小野蘭山の『本草綱目啓蒙』にも「山田ノアヲバナト呼ブ」大きなツユクサのことが記されています。
ついでに他のツユクサのことも読んでみました。深碧色のもの以外に、白花、縹色、青い花びらの縁に白い線が入るものがあると書かれています。そんなツユクサが今でもあるのでしょうか、見てみたいものです。
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