・駅に貼ってあった小学生の絵。
ペンギンサンタの独特なたたずまい。
・夫が飲み会でいなかったので、金曜の夜を堕落して過ごした。
本を読みながら詳細は人にはとても言えない一人飯を食べ、レアキャラを求めてゲームに課金。
他、諸々とたがの外れたふるまい。
私は1人暮らしを続けていなくてよかった。
・読んだ本は筒井康隆『薬菜飯店』。
中学生の頃『走る取的』という短編を、中学校の授業で(!)読んであまりに怖くてそれ以来だった筒井康隆。
"スラップスティック"とか"シュール"みたいな概念をまだ持っていなかったし、
"理不尽な残酷"みたいなものに創作物の上でも触れていなかったので衝撃は大きかった。
そして三十路を越えて感性もだいぶすれたところで読んでも結構な衝撃。
短編集だけど、1話ずつ発想がキレッキレ。
こんなに方向性の違う話、特異な発想の話をすべて1人で書けるんだから凄まじい。
表題作の『薬菜飯店』は笑えて爽快で面白かった。
『イチゴの日』を読んでカタルシスを覚える理由はお察しください。
『ヨッパ谷への降下』『秒読み』のようなファンタジーやSF方向への広がりもある。
味が濃すぎてそうそう読む気にならなそうだけど、とにかく凄い!!のはわかった。