夜中の日記[ 夢][漫画]

向こうに行けない。


●夢

ノア（聖書の）は、嫌気性人類で、濃い空気に浮かぶ箱舟は今も成層圏を漂っている。
ノアはスポンジ状の手足がすごく長い痩せた老人。
キノコと同様に生きている間中、成長し続ける。
ノアもその息子たちも八百歳ぐらいまで生きたが今はもうとっくに死んでいる。
船だけは自動的に生き物のつがいを地上からピックアップし続け、船の中は黒ずんで干からびたミイラだらけになっている。
「彼らにとって我々は深海の生物のようなものだ」と、誰かが私に言った（そういう内容の映画を見ていて、ナレーションだったのかも）。

すごくない？この夢面白くない？と、朝起きて思った。
この間読んだファーブル植物記とレイ・ブラッドベリがいい仕事したな。


●漫画

腰が痛くて引っ越しの準備もできないし、仕事終わりでネットカフェに直行。
気になっていた漫画を読んだ。
「苦くて甘い」「ふうらい姉妹」「うしおととら」「ギャグ漫画日和」。

少女漫画読んで、うしおととらで興奮して号泣して、気分転換にシャワー浴びて、ギャグ漫画で気持ちを整えて帰宅。
赤くて低くて大きな、妖しい三日月が出ている。

犬の遠吠えが僕の外套にべったりとこすってもこすっても三日月の形に落ちこんで……

うしおととらのあれはオリジナルの詩なのかな。
うしおととら面白かったなあ。
すべての戦いがかっこよかった。
もう全部よかった……。
よかったんだよ！！