超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

クロス・マネジ 第4話「初試合」 感想

2012-10-06 08:33:23 | クロス・マネジ(WJ系)






多感ですね・・・。






◆女子部のマネジは恥ずかしい?

いや、そりゃあ恥ずかしいでしょう(笑)。
そもそもがそういう「周りと違う」人間を排除しやすい年頃ですから
単なるスケベ野郎と思われるのも然りなのかもしれない
ただ、個人的に思うのは
そういう頑張ってる人間を「周りと違う」って理由だけでバカにするのはどうなのかと
しかも、本格的に頑張る決意をしたばっかりなのに・・・って事で
これまた辛い展開になりそうですね。
でも今回の展開を見るに、無駄に鬱展開を引っ張る事はあんまりなさそう
その意味ではテンポ良く毎週の展開を楽しめる作りになってるな、と
こういう堅実な漫画はやっぱり大好きです(笑
今週も相変わらず面白かった!

◆「負けること」の悔しさ

頑張れば頑張るほど
夢中になれば夢中になるほど
負けるのは悔しい
傷つくのは怖い
それでも、諦めきれずに頑張ってしまうのが人間の性な訳で
「ただ楽しい」だけじゃ決してやってはいけない、どこかで本気にならなきゃ
勝つつもりで、ヒーローになるつもりでやってないとモチベーションなんてとても保てそうもない。
ある意味ラクロス部の面々を現実と言う名の谷に突き落とすようなお話でしたが
これはこれでリアリティがあって良かったと思う
そのお陰で櫻井の眠ってたやる気を触発させたって結果があるわけだし
「リアル路線」だってのを強調出来た意味合いでも良かった
練習相手が強豪校だった事で
あの点差に説得力も出ますしね。
最初に絶望を知ったからこそ、そこから這い上がる力も生まれる。
泣くほど、うつむくほど悔しい気持ちがその先を向かせる原動力になる。
清々しいまでに少年漫画、ですね。
これは絶対支持したい。是非人気を博して欲しいです。



◆勝たなきゃ楽しくない

これは何にでも言える事ですが
絶対にある程度自分に自信が付くような結果が出ないと
物事なんて楽しめないと思う
そこに対して敏感でいられるか、いられないかでその人のストイックさも変わって来るんだろうけど
この人らは一点も決められないまま、ただただ負ける様を延々と実感させられただけで
はっきり言って全然楽しめてはいないですよね。
それは悲しい事でもあるけれど、
同時にそこで諦めるか/諦めないかでその後の人生も結構変わってくる
こういう部分で簡単に諦めちゃうと、何にでも諦める人間になっちゃうんだろうけど
でも要はそこで踏ん張って続けられるか、られないかどうかだから。
その意味でも若くして指導センスのある櫻井の力は必要
それが同時に、
櫻井の諦めない力を誘発させる鍵でもあって。
つくづくwin-winの関係性は保ててるなー、と思いつつ正直19ページでも短く感じちゃいますね(笑
余計な色気がなく、真っ直ぐな展開が読んでてめちゃめちゃ気持ち良い。これは長続きして欲しいな・・・。
スポーツ描写の良さの片鱗も段々と垣間見えてきたし、その意味でも良好良好。
好き嫌いはあるだろうけど、今の所本当に何の後ろめたさもなく薦められる良作です。

◆今週の深空ちゃん

いかなる時でも、「これから」って気持ちを忘れない
非常にリーダーシップに満ちてる凛々しさが素敵に映りました
自分達の身の程をわきまえてる謙虚さもまたいいです
それだけに
完全に沈み切った表情はやや辛くもありましたけど(汗
それでも、持ち前のポジティブさだけは忘れないでいて欲しいですね。
冒頭の櫻井の服をひっぱる仕草も良かったです(笑
子供っぽいのもまた愛嬌のうちで。







点数票をアップにして絶望感を煽る演出もまた上手かった。
最近は邪道なのばっかが人気を博してるけど
こういう少年漫画の大切な部分が詰まってる作品こそ、大成を果たして欲しい。
伊達や酔狂ではなく、本心からそう思います。だから、これからも応援していくぞ。




ニセコイ 第45話「モヤモヤ」 感想

2012-10-06 08:31:34 | クロス・マネジ(WJ系)






小野寺さんの存在って何なの?






◆キムチにされてしまう小野寺

これ千棘ファンだから別に・・・って感じで見れたけど
正直前のお祭りと本当に似たパターン、というか小野寺さんはいつもガッカリ引き要員ですね(笑
単なるスケープゴートというか、逆優遇と言うか、冒頭の数ページで全部終わっちゃった
でもこの本筋に滅多にページを割いてもらえない不遇さが人気の要因だったりするんでしょうか
何にせよ、好きな女の子の前で眠りこけたり
最後は空気読めなかったり
ある程度は仕方ないけど、楽が女の子を傷付ける回でもあって
その辺は多少辛いけど、まあシリアスにはなったという事で面白かったのでは、と。
ずっと気軽に読めるのもいいけど、これは日常コメディじゃないですからね。
その意味ではこういう展開も絶対に必要。



◆とはいえ、あんな聞き間違いするか・・・?

いや、流石に「キス」と「キムチ」は聞き間違えないと思うんだけど・・・。
そもそも位置が遠すぎないか?あそこからじゃ聞こえんだろ。
先週の顔芸はなんだったの?
キムチごときであそこまでショックを受ける千棘って何?
何で好きな女の子とドキドキの一コマだったのに普通に寝れるの?
あんなに好きだった小野寺さんなのに?
強引過ぎて多少モヤモヤした。
なんか物凄く荒っぽさを感じざるを得ないんですけど、肩透かしもいいとこなんだけど
しかしまあ、下手に進展させちゃうと続かないものではあるので
じらすこと自体はまあOKなんですかね。
常人には理解できぬ曲解のさせ方ですけど、
そこもまた古味ワールドの真髄だったりもするのかしら。
結局いいとこは全部千棘に取られちゃって、本当に報われないな小野寺さんは。
今度からキムチって呼んでやるからな!(謎)。



◆恋に目覚め始めた千棘

そりゃ、言い方ってもんがあるだろう・・・と思わずにはいられなかったラスト
一応ケンカ相手とは言え女の子なんだからあそこまで言うなよ、と
今週の楽はちょっと格好悪かった。
でも、一度下げた分
上げれるのもまた少年漫画の良さではあるので
なんとか千棘ちゃんとの仲は取り戻して欲しい、あんなに色っぽくなった女の子をほっとくな(笑
そういった犬猿の仲から、ラブラブになっていくのがこの作品の醍醐味だと思ってるので
その意味では方向性的に一切の手違いのない真っ当な回ではあったかと
温泉ポスターではいきなり小野寺フェイスが目に入ってきて
インパクト大でしたね。
マリーの表情と仕草がちょっとエロい。






☆今週のWJ雑感はお休みします。
いつもとは違って低調に感じたので、
個別のみという形で。
申し訳ないですが、斉木は次号表紙巻頭なので、思いっきり取り上げようかな、とは(笑
最近は新連載の調子が良さげで嬉しいのう。