地元千葉でeastern youthを観る。
一曲目「グッドバイ」からちょっと泣いてしまいました・・・。
泥臭いのに、異様にキラキラして見えるんですよね。不恰好だからこその美しさ、
必死にもがいてるからこその美しさ。ステージの上で人間性が全部出てた。
ハイライトならともかく、
何にも温まってない一発目の曲から涙腺を崩されたのは初めての経験だったので動揺しました
お陰で今も、信じられないようなドキドキ感覚が持続中なんです
とにかく、美しかった。
珍しく距離近めで観た吉野さんの姿は、
心の底から素敵で尊いものだなあ・・・と思えた
それは神格化とかそういう事ではなく、完全にナチュラルにそう思えたんです。
自分はこの人の歌にずっと勝手に助けられて来たし、これからも勝手に助けられていくんだろうな、って。
そうしっかりと確信出来る、個人的には過去最高のステージだったなあ、と。
勿論自分が今まで観て来た中で、ですけど。
凄くね、新譜の曲が良いんですよ(笑
全部良かった。
あの頃のエネルギーが蘇って来た感覚もあるし
今ならではの哀愁が刻まれてる印象なんかもあるし
そういう原点や現在のクロスオーバーを含めてどの曲も最高だった
新譜も、昔の曲も同じぐらい盛り上がってるように個人的には見えました
それがね、何より嬉しかったです。まだ、吉野寿の歌は全然枯れてないし、その気配もない
むしろ、更に力強さと激情を携えて、ちょうど良いフォルムになっているな、と。
歌詞を若干間違えたりしてて(「沸点36℃」だったかな)、
アンコールの時にちょっとお詫びもしてたけど
あれだけ素晴らしく魂の込められた熱演の後では、むしろこっちが本当にありがとうって言いたい
それくらい渾身のステージングを最初から最後まで余す事なく楽しめたのがこのライブでした
いやもうホント、ずっと追いかけてきて良かったです。
これからも
是非「我が道を往く人」の一番泥臭くて格好良いモデルとして
個人的に憧れ続けさせて下さい。中学一年生の頃から大好きだったイースタンユース
その真髄を間近で受け止める事の出来た幸福な一夜でした。
また、自分も頑張っていこうかな、と。
実直にそんな気分になれました。
大好きなイースタンを、大好きな千葉LOOKで観る・・・
何ともいいものですね(笑
前述の通り、割と最前に近い場所に行けたので始まる前のワクワク感もいつも以上に高く
実際出て来た時のメンバーの柔らかな笑顔に微妙にテンションが上がりつつ、
一曲目を迎えた訳なんですが
最初の一音、
ガッって鳴らした瞬間にいきなり心をグッと掴まれて
すぐさま泣きそうな気分になり、一回目のサビの時点で少し泣きました
加えて、歌詞も曲も派手でなく地に足の付いたものなのに
物凄く輝いて見えた
伊達や酔狂ではなくそう感じた
それくらい、この一曲目は本当に素晴らしかったと思うんです。
端的に言えば、一曲目の時点で全部叩きつけられるくらいコンディションが良かったと言う話で
それをしっかりと姿を観れる位置で観ていたからこそ、相乗効果で大感動してしまった
それらを含めてライブの醍醐味を大いに感じられた
ある意味、
個人的にはここがハイライトだったと言ってもいいくらい。
しかし、そうはいっても勿論その後も何発もホームラン打ちまくり
狂騒的なアンサンブルの雰囲気が音源以上にダイレクトに伝わった「目眩の街」、
初期のような煮え滾る激情を完全復活させた「空に三日月 帰り道」、
間奏がバッチリ決まってた「ひなげしが咲いている」、
そしてあまりにも夢中になり過ぎて気付けば曲が終わってた「呼んでいるのは誰なんだ?」
本当に何の他意もなく、本心から素晴らしいと感じる事の出来た楽曲たち。
それは新譜の素晴らしさをきれいに証明していました。が、
勿論往年の名曲でも魅せてくれましたね。
溢れんばかりに全力感がこちらにビリビリと届いた「男子畢生危機一髪」、
こっちが勝手に感じたことではありますが、これくらい全力で生きれてるのかな?と
ケツを叩かれたような気分になってました
アウトロの圧倒的なバンド演奏の激化にもたまらず興奮
実は初めて生で聴いた「浮き雲」の良い曲っぷりにもちゃんと浸れたし
飛び跳ねてまで全身でロックの躍動感と逞しさを洪水のように伝えてた「青すぎる空」は
一応定番と言えば定番曲なのに新譜と同じくらい新鮮に感動出来た
アウトロのアカペラもめちゃめちゃ沁みたし
日本語ロックの芯の部分が如実に出ていて、その素晴らしさを確信出来るパフォーマンスばかりが続く
そんないちいちこうやって感動を文章に乗せられるような
渾身の演奏ばかりのライブ
改めてイースタンの偉大さを感じつつ
負けじと新曲もまた再び主張するパートに。
音源ではそこまで盛り上がる曲ってイメージは実は無かった「残像都市と私」なんかは
意外なくらいライブ映えしていて個人的には驚かされたし、
演奏してるメンバーも楽しそうだった(笑
時間の流れは速くて何かが消え去って、また何かが現れて、どんどんどんどん何かを忘れていく
それでも、意志の力で憶えておきたいことだってあるんだ。という力強い楽曲。
ニュアンスですが吉野さんはそういう風に語ってくれました。
狼みたいな佇まいで、
切れ味の鋭さで一体感を生み出した「踵鳴る」
2番目のAメロのシャキシャキとしたギターフレーズの気持ち良さが忘れられない。
そんな名曲を挟みつつ、「ただ 手探りあるのみ」という前口上の後に演奏された「地図のない旅」、
ある程度の盛り上がりはあるけど、一歩一歩進んでいくような力強さの方が印象的。
クライマックスに向けて放たれた「ドッコイ生キテル街ノ中」なんかはもう、
以前生で聴いた時よりも勢いが更に増していて堪らなかったです(笑
めちゃめちゃ夢中になって
文字通り、音を楽しむだけの状態になってました
からの名曲「沸点36℃」とかもう選曲のセンスが最高!
この曲個人的にイースタンの楽曲の中でも特にお気に入りなので。
未だに定番になってる事も嬉しかったです。イースタンの勇ましい部分がよく出てました。
そして、本編最後は「ゼロから全てが始まる」
最後の最後まで音楽の中で人生を全力で表して
あがいてあがいて、あがききった姿勢を強烈に焼き付けての終了
この後のアンコールの一曲目が「此処から始まる物語」って歌詞の「徒手空拳」だったり、
「標識はいらない」と歌った後の曲が「地図のない旅」だったり
考えるまでもなく
一曲毎にテーマ性がリンクしてるように感じられる
その辺も含めて見事な手さばきのライブだったな、と・・・。
他の定番(「雨曝し~」「黒い太陽」「一切合切~」)を抜いた分、ライブ全体がビシッと引き締まり
これまで以上のカタルシスが襲ってくる・・・いや、凄いツアーになりそうですわ。
その初日をいいポジションで体験出来たのが本当にラッキーでした。
最後まで疾走していた二宮さん
叫び倒した吉野さん
そんな二人を後ろから支え押していた田森さん
イースタンユースの一番良い部分だけが流れ続けてたような
多少の歌詞間違えはあろうとも、個人的には完璧な初日だったように思う
なんて事を言うと、「完璧って何だ」みたいに捉えられちゃうかもしれないんですけど(笑
要するに、そうやっていいたくなるくらいに大満足出来たって話なんです。
本当に、素晴らしい歌と演奏をありがとうございました。
セトリ
1.グッドバイ
2.目眩の街
3.空に三日月 帰り道
4.ひなげしが咲いている
5.呼んでいるのは誰なんだ?
6.男子畢生危機一髪
7.浮き雲
8.青すぎる空
9.残像都市と私
10.踵鳴る
11.地図のない旅
12.ドッコイ生キテル街ノ中
13.沸点36℃
14.ゼロから全てが始まる
encore
15.徒手空拳
16.ズッコケ問答
encore2
17.素晴らしい世界
アンコールも、「徒手空拳」は二宮さんのベースが活き活きしてて最高だったし
「ズッコケ問答」もバッチリ演奏が決まってて、Wアンコの「素晴らしい世界」に関しては
やっぱり代表曲にふさわしい名曲だな、と再確認
最後までキレ良くて面白かった!
MCでは「ミッシェルガンエレファントくらい背が高かったらみんなに見えたのに・・・」とか
そんな風に言ってましたけど、でもこの渾身の音は絶対にビシビシ届いたでしょう!
こういうくさい台詞を堂々書けるのも全ては素直な感動の証拠
観客への感謝の気持ちが伝わるMC含めてとても温かく、それでいて荘厳。
生き様だけが物凄い熱量で伝わって来る物凄いライブでした。
「生きた伝説」ってこういうことなんだろうか、って個人的にちょっと思いました。
この先の公演も是非無事に盛況を迎えますように。祈ってます。