超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

ニセコイ 第48話「カイエン」 感想

2012-10-29 06:35:47 | クロス・マネジ(WJ系)







次週は久々の表紙&連載開始以来の巻頭だよ!コミックス4巻も今週出るよ!!

(★これはあくまで「私個人的」な感想です。
 自分と重ならなかったからって過剰反応するのは止めて下さい。
 嫌だったんなら、自分で感想ブログでも作ってそこで自分の感想を書けば良い。
 他人の意見を捻じ曲げようだなんて、至極低俗な行為でしかないですよ。
 よく考えてから行動して下さい。)









◆小野寺の意味

ま、予定調和といえば予定調和な訳ですが(笑
ただ複数ヒロインものの場合誰もが幸せになれないのは分かり切ってる事なので
(クソみたいなハーレムエンドにするならともかく)
彼女の不遇さも仕方の無い部分はある
だけど、
お祭りの時や海回の時と明確に違うのは、彼女の存在が楽のやる気に火をつけたこと
即ち噛ませは噛ませだけど、何の影響も無い空気のような役割ではなかった
小野寺さんの存在によって、物語が動いた・・・・と考えると
実に少年漫画らしくていいなあ、と
個人的には気持ち良く読めたエピソードでしたね。

その感想を抱いた理由の一因として、私個人がそこまで小野寺さんを好きではない、というのがあります
「俺妹」でも黒猫さんをそこまで好きじゃなかったように、「ニセコイ」でも完全千棘派
要するに個人的な趣向として思い通りにならないヒロインの方が好きな訳ですね(笑
まあとはいっても、ここに至るまで散々不穏な展開は続いたし
小野寺さんも一時とは言え良い雰囲気にもなったので
結果的にはそこそこバランスの良いヒロイン回しだったんじゃないですかね
自分の事よりも、劇自体の事やみんなの努力を重んじる小野寺さんの姿勢は素敵なものでした。



◆ようやく気付き始めた楽くん

いつものやり取り・・・と言えばいつものやり取りですけど
それを免罪符にしてデリカシーの無さを無効にするのは褒められた事ではない
あの時の楽の空気の読めなさを含むと
やっぱりどっちかと言えば楽の方が悪いとは思ってる
けど、千棘も千棘で言い過ぎな部分があったのは事実
でもそれすら、翻せばそんだけ楽の事を気に掛けていた・・・って証拠でもある訳で
この流れは素直にニヤニヤ出来て良かったですね(笑
相性が良い、というのと
好き嫌いっていうのは本当に別ですからね
個人的な見解ですけど、相性が良いほど互いの些細なズレを許せなくなってきちゃうんですよ(笑
だから、案外重ならない部分が多い相手の方が長続きするのかも、、、なんて
最近は考えたりします
ああいう風に何の躊躇いも無く
単純な言い合いを重ねられる時点で
相性云々よりも、「一緒に居て自然」なのは明白なんですよね
小野寺さんの前で不自然に固まってる楽よりも、千棘の前で弾けてる楽の方が断然好き。
私が圧倒的に千棘派なのは、そういう主人公側の視点も込みでそうなのかも
何にせよ、ジュリエットが千棘になって本当に良かったです!!(笑

ここでまた一発巨大なデレモードを見せてもらいたいなあ。




◆千棘の繊細な乙女心

まー、何ていうんでしょうね
一度弾かれて、悟って、自分から離れたとしても
心のどっかでは向こうから迎えに来て欲しいって気持ちは残ってる
本当は寂しいだけなんだよねえ。
それを自分から口に出せる大人な感情は持ち合わせてないし
千棘ちゃんにとっては待つしかなかった
そこを迎え来てくれた楽、
だからこそ、素直に本音の一部を吐き出して、それで再び手を取り合って・・・
仲直りのパターンとしてはベストだったと思います。これを気に楽が千棘をちゃんと意識すればいいんだけどね。
小野寺さんはよく不憫、不遇って言われたりするけれど、意識されてる分だけリードはしてる。
だからこそ、物語的にも今は楽が千棘を意識するまでの過程が描かれてるんでしょう
次週は巻頭って事で
ここでまた新たな進展や意識の変化を望みたいです
小野寺さんも可愛いけど、やっぱり千棘の方がデレ的な意味合いでその倍以上は可愛いからね!
素敵な表情、素直な表情、恋する女の子の表情をそこで見せてもらえたら・・・
千棘派としては感嘆でございます。
という訳で来週は表紙巻頭、
好きな漫画がトップを飾るって事で今週以上に盛り上がればいいな、と。
単行本の感想も書くのでそっちも良かったら是非、です。







いやー、それにしても「嫌いなんかじゃねえよ」の一連のシーンは素敵でしたね
楽の鈍感っぷりもこれで少しは直ってくれるといいのだけれど(笑
でも、今週の楽は素直に格好良かった。
良い気分でした!